2015年12月8日火曜日

私の父の事なんですが先日肝臓癌かもしれないと相談したのですがやはりそうでした...

さん

私の父の事なんですが先日肝臓癌かもしれないと相談したのですがやはりそうでした。今日結果が分かりました。最悪の結果でした。 父はまだ59で私はまだまだ父に生きていて欲しいです。親孝行だってしたいです。まだ結婚して孫もみせてあげてないのに…私自身がっくりと肩を落としてしまっています。明日転移がないかなど詳しい検査があります。ステージ2までなら手術可能とありました。父の腫瘍は3センチです。もうこの段階でステージ1ではないですよね。3以上だと末期と言う事ですか?すいぞうも腫れているみたいです。何か関係があるのでしょうか?

さん
お気の毒です。
肝臓がんの場合、大きさも大事ですけど、血管などとの絡み具合(血管への浸潤)や肝内転移などが重要になります。
直径が2cm以下で血管浸潤がなく、ガンが1個だけの場合はⅠ期になります。
お父さんの場合は大きさだけでⅡ期になりますし、あとは血管への浸潤がなく、ガンが1個だけに留まっているならⅡ期の診断が下ります。
しかし、逆に血管への浸潤がある、もしくはガンが2個以上あるならⅢ期、全てに当てはまるが近在のリンパへの転移がないか、3つの条件に関係なくリンパへの転移があるならⅣa期、他の臓器への遠隔転移がある場合はⅣb期になります。

あとは検査待ちになりますね。

あと、「もし」ですけど原発部位(この場合は肝臓)から他の臓器へ転移しているならⅣb期になりますので末期の判断が下りますし、手術適応も無いということになるでしょう。この場合は抗がん剤や塞栓術、エタノール注入やラジオ波による治療が考えられるでしょう。

あと、パソコンでしか見れないでしょうけど、下記のURLぐらいは目を通されておくほうがいいでしょう。

http://www.gsic.jp/cancer/cc_03/index.html


http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html


http://www.sth3.com/kanzogan/

あとは高度先進医療を受けられる病院などを探せるURLになります。

http://www.kenko-msnet.jp/gannobyouin.html

他にほしい情報があれば補足してください。わかる範囲でお答えします。

さん
?AHCCの臨床と基礎?という医学書が出版されています。
10万例以上の臨床に基づき出版された、健康食品では唯一の医学書です。(出版当時)
AHCCについて、毎年私が勤務する札幌市において世界から医学者たちが集まり研究報告会が開催されています。
また大阪大学や金沢大学では、講座も開設され、同大病院では外来治療も開始されています。
健康食品の良い点は、地域格差がないことです。
しかし注意を要する点は、副作用の有無や本来の治療成果を阻害しないのかということです。
国立がんセンターで発行されている?がんの補完代替医療ガイドブック」第1版?第2版をご覧下さい。ダウンロード可能です。
その中に健康食品も沢山のページを割いて記載されていますが、注目すべきは?臨床試験?安全性?についてだと思います。
AHCCも記載されていますので、他の食品と比較して下さい。
レベル分かりませんので末期かどうかの判断は医師に任せるしかないと思いますが、悲観することはありません。
CAMで改善され、予後も平穏な暮らしをしている方は沢山いらっしゃいます。
私の妻(50代)も昨年夏に40cmくらいを切除しましたが、11月からは仕事に復帰しています。
もちろん定期的に診断を受けていますが。

さん
大変心配ですね、肝癌の治療方法は,腫瘍の進行度だけでなく、背景にある肝障害の程度を考慮する。進行度は腫瘍の個数、腫瘍の大きさ,血管侵襲有無から分類する。肝障害度は腹水の有無、ビルリビン値、アルブミン値,ICG値、プロトロンビン活性値を組み合わせて、軽いほうから、A,B,Cに分類し治療方法決定すると思います。
経皮的局所治療、腫瘍数3個以内で腫瘍の大きさが3cm以下が適応ですがこれ以上も治療してる、エタノール注入療法、マイクロ波凝固療法、再発率も少ないので第一に選択される。
肝動脈塞栓療法、外科切除および経皮的局所治療法の適応がない症例を対象です。カテーテルを用いて腫瘍に栄養を行きわたらせるところを遮断する方法で、治療後CTにて腫瘍壊死してるか確認出来れば、成功ですが、しかし再発率が高いので,経皮的局所治療と併用することもありますよ。
化学療法は、外科切除および経皮的局所治療の適応がなく、腫瘍数が4-5個以上の症例が対象です。高度に進行した肝
癌でもインターフェロン併用化学療法で4割ほどに有効性があります。開始し一ヶ月ほどで効果は予想されます、効果があれば
長期生存も可能です。
肝移植は、腫瘍腫数3個以内腫瘍が3cm以下で、単発だったら5cm以下で肝移植適応です。これを超えても肝外に転移が
なければ移植はできます。脳死からの移植は少なく、多くは生体移植となります。(年間400-500例施行されてます)
いろいろ治療方法はあるので、あまり悲観的に考えずプラス思考に考えて下さい。
ただ言えるのは、腫瘍の大きさだけでなく、肝臓の障害度によって治療が決まるので、末期なんて考えず、お父さんの支えになって
あげてくださいね。きっと良い治療方法が見つかると思うので、肝臓がんイコールよほどでない限り死にはつながらないのでがんばってください。癌と共存しながらがんばって生きてる方が世の中に一杯居ますので、きっとあなたのお父様も大丈夫だと思います。
ここに挙げた治療方法を参考にし主治医の先生の話を聞き最終的に家族でよく相談し悔いのない治療を選択して下さい。

さん
一度に3個の癌が発見された患者が退院、元気です。「東大病院」に入院、3回の抗がん剤治療に耐えた結果です。

頑張ってください。

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