2015年12月8日火曜日

抗がん剤と痴呆症現在51歳の母が末期ガンと診断され、抗がん剤治療が始まって半...

さん

抗がん剤と痴呆症

現在51歳の母が末期ガンと診断され、抗がん剤治療が始まって半年経ちました。
父はいません。身内も姉と私の家族(夫、息子)だけです。
昨年11月に退院し、今年2月から再入院で治療をしています。
年末辺りから母の様子がおかしいです。何かにとりつかれたように顔の表情がなくなり、焦点が合わないような感じで動かずにボーっとしています。言葉も出てこないようで、口数が減り会話があまりできません。
考え事をしたり本を読むことも苦痛になっているようで、見ていて正直ツラいです。
姉が主治医と話をしたようで、ガンのほうは良い方向に進んでいるみたいですが、主治医も痴呆症の症状が気になると言っていました。
ただ、抗がん剤が効き過ぎてこういった症状が出ているのか、本当に痴呆症の症状なのか、主治医はまだ判断が出来ていないようです。なので抗がん剤の薬を変えることも検討してもらえるみたいです。
ガンが発見される前まではすごく気丈で元気いっぱいな母でした。朝から晩まで働いていて、私の子どもの面倒も見てくれていました。化粧が好きで、いつも出かける時はキレイにしてました。ここ何ヶ月か化粧をしている姿はありません。

母自身、言葉が出てこないことや倦怠感には自覚しています。薬のせいかもって思っているようです。
医学的なことはまったくわかりませんが、抗がん剤と痴呆症の関わりについて何でもいいので教えていただきたいです。

さん
悪性腫瘍を有する患者さんで、認知症のような症状が出たということであれば、まず疑わなければならないのが「脳に転移してしまってはいないか」ということです。これはCTやMRIの検査でまず診断できます。
もうひとつ、悪性腫瘍が原因で体内の電解質バランスに異常が出て、これが意識状態に影響している可能性も考えられます。
血液中の「ナトリウム」や「カルシウム」の濃度に異常がないかをチェックした方が良いかもしれません。

抗がん剤が原因で認知症のような症状になるというのはちょっと聞いたことがありませんが、もし脳に放射線照射をしているのでしたら、これは高次脳機能障害の発生に関与している可能性があります。

いずれにせよ、なかなか難しい状態の可能性が高いといわざるを得ません。
主治医の先生の説明をよく聞いて、みなさんで方針について検討される必要があるのではないかと存じます。

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