さん
癌性腹膜炎について
長文になりますが、よろしくお願いします。
おととし、父が虫垂癌からの癌性腹膜炎と診断されました。
ステージⅣで手術は無理とのことで、抗がん剤を使用しての治療が
始まりました。その際、抗がん剤が効かなければ3~4か月だと
言われていました。
それからここまで奇跡的に順調に来たのですが、昨年12月から
立て続けに腸閉塞になり、月1回くらいのペースで入退院を
繰り返し、退院した今もあまり調子が良くなく、たくさん食べられ
なくなり、また食べても吐いたりすることが多くなりました。
病院に行けと言っても、
「どうせ絶食になるだけで痩せるだけだから意味がない」
と父と母が勝手に判断し、お腹が張っているくらいでは
病院には行かないと言っています。
PET検査も数回受けていますが、そこでは何も悪いものは見つからず、
主治医が言うには、「お腹をあけてみないとわからない。
またお腹をあけても何もせず閉じるだけになる可能性が高い」と
言われました。血液検査でも何もひっかからず、よく聞く「腹水」に
ついても何も言われませんでした。
それなら、無理に手術をするのはやめ、しばらく様子を見ていたの
ですが、どんどんやつれていく父を見ると、本当に何もできないのか?
現状父のお腹の中はどうなっているのか、不安でいっぱいになってきました。
もう一度主治医と話をし、今後の対応を決めるべきでしょうか?
現状は、主治医と父と母で相談し、様子を見るということになっていますが、
本当にそれしか手がないのか?と疑ってしまいます…。(良くないことですよね…)
他のお医者様に診てもらうというのは、今の父の状態ではあまり意味が
ないのでしょうか…?
このままでは、ただ父が弱って行き、死に急いでいるようにしか見えないのです…。
どのようなことでもよいのでアドバイスお願いします。
さん
セカンドオピニオンをされても特には問題ないのではないでしょうか?他の病院にかかって現状が改善する可能性があるのであればそれは意味のないものではないと思います。一番はお父様ご本人がどうしたいか、が重要であり一度話し合ってみてはいかがでしょう?
医療に対して疑いをもってしまうのは仕方のない事だと思いますよ。どんな事にも完璧はないのですからその不安な気持ちをご両親は勿論の事、主治医にも伝えて詳しく説明してもらってもいいのかもしれません。
さん
癌性腹膜炎の治療→各種抗癌剤や免疫療法、温熱療法などを行いますが治療成績はきわめて不良です。
癌に対する根本的治療から日常生活を維持させるように緩和療法に重点を置いた治療に移行することが大事です。
緩和療法は、なるべく経口から促し、薬剤も経口投与する。
出来る限り点滴を使用しないで症状を緩和できないのか経過を見て、消化通過障害で経口が摂取出来ない時は数ヶ月の予後が期待できる時は高カロリーの輸液を投与します。末期の場合は、普通輸液として過剰に投与しないことが大事です。
消化管の閉塞治療は、全身状態が良好であれば、バイパス手術、人工肛門術で緩和手術が考慮されるが、ごく一部に適応で
す。
腹水は、利尿剤を選択肢、少量から投与し反応を見ながら薬の量を考える。
経口摂取の低下してるお父さんでは電解質の異常をきたす可能性があるので注意が必要です。
今行われてることが最善の治療かと思います。
手術し開腹するのはお父さんの体力を消耗するだけで無意味かと思いますし、開けててもただ閉じる可能性が高いように思えるのでこのまま経過を観察するのが妥当と思えますよ。
もし今の担当医の説明に納得できないようでしたらセカンドオピニオンをするのも方法かと思いますが、このまま経過観察が妥当ですよといわれる可能性が高いように思われます。
心配でしょうが、お父さんにとって一番良い治療方法を選択してくださいね。
お大事になさってください。