2010年12月7日火曜日

73歳父が大腸癌でステージⅢです。癌摘出退院後、縫合不全で緊急手術の為再入院、...

さん

73歳父が大腸癌でステージⅢです。癌摘出退院後、縫合不全で緊急手術の為再入院、そして人工肛門となりました。抗がん剤を飲んだほうが良いと医師から薦められましたが脳梗塞があり心配です。 ステージⅢの抗がん剤は5年生存率が上乗せで10%と聞きました。抗がん剤は辛いと聞きますがやはり本人にはかなり負担になるのでしょうか?10%にかけるべきでしょうか?また副作用を軽減させる方法があれば教えてください。例えば漢方薬や健康食品でも問わず情報下さい。お願いします!

さん
「漢方薬や健康食品でも問わず」とおっしゃいますがそんな方法があれば医師が採用しています。
お気持ちはわかりますけど無茶なことはせず医師にお任せしたほうがいいでしょう。
漢方も天然成分だというだけで化学物質であることにはかわりはなく、相互作用(飲み合わせ)は存在しますので素人が勝手に飲ませて良いものではありません。健康食品も同じくです。飲ませる場合は必ず主治医に相談してからにしてください。

最悪、毒になってしまいます。

抗がん剤についてはお父さんの体力や意思と相談になりますので医師と相談してお父さんの意思に従って決めましょう。
セカンドオピニオンが受けたいなら臨床腫瘍医(抗がん剤治療の専門家)という制度がありますので下記のURLでお近くの医師を探して相談してみてもいいでしょう。

http://jsmo.umin.jp/senmoni/lists.html


補足後
勘違いを指摘するようで、あまり申し上げたくはなかったのですけど、文章から読む限りお父さんのガンはステージⅢ、デュークス分類ならC(リンパ転移を見込むが隣接臓器への浸潤なし)となります。
この場合は5年生存率は70%になりますよ。
術後化学療法の適応も再発率を下げるためで手術でガン組織を取りきれたのなら根治率はさほど低いものではありませんし、10%ということは有りません。これは周辺臓器への浸潤や遠隔転移のあるステージⅣ、デュークスDの数値で、この場合は手術適応そのものが怪しくなり、最初から全身化学療法の適用となる可能性が高くなります。

補足前のことを医師に確認し、改めて話しを聞けば解るかと思い、あえて書かなかったのですが???。
医師に相談し、しっかりと病状を確認してください。

また、最近、投与が可能になった分子標的薬はワルファリンを飲んでおられるお父さんには適応がないですから不可能ですし、念のための抗がん剤ですから「落ち着いて、冷静に」、もう一度、医師に生存率を含めて説明を受けてください。

医師でない私の説明だけではご不安でしょうから下記にソースであるURLをご紹介します。
是非、ご一読をオススメします。家族が慌てていては患者さんであるお父さんはもっと不安になります。
抗がん剤については臨床腫瘍医の説明を受けておくのが安心ですけど、医師をもっと信頼して治療をうけたほうがいいですよ。^^;

http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/colon.html

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