2010年8月25日水曜日

肺がんについて。

さん

肺がんについて。

小学生や中学生でも肺がんにはなるんですか?
見つけるのが遅かったら、死に至ることもあるんですか?
あと、症状とかも教えてください。お願いします。

さん
こんばんは。

何か、肺がんが気になるようなことがあったんでしょうか?
肺がんは、質問者さんのご年齢では、まず考えられませんね。
と言っても、肺がんになる確率が完全に0%と言うことではありませんけど、私や他の先輩医師も、小?中学生の肺がんは経験していません。

がんと言うのは、体のどこかにがん細胞として発生してから、何十年という長い歳月をかけて、やっと検査で発見される大きさになります。
ですから、検査で肺がんが発見された人のほとんどが「無症状」です。
咳が続いたり、血の混じったタンが出るのは、ある程度、進行していることが多いです。

何か、肺がんが気になるようなことがあれば、安心するためにも病院で診察を受けてみてください。
肺がんに限らず、がんは早く見つけて早く治療すれば、治る確率が高い病気です。
見つけるのが遅くなるほど、がんが進行しますので、症状が何もなくても気になることがあれば、病院に行って診察を受けることが命を守ることにつながります。

また気になることがあれば、質問してくださいね。

さん
小学生や中学生で肺がんはあまり聞いたことがありません。
癌は日々の排気ガスや喫煙、受動喫煙、生活習慣、食事、遺伝などなどたくさんの要因が合わさって年月をかけて増殖?進行していきます。
癌の種類、進行具合によっては手の施しようがない場合もあると思います。
症状は咳、痰、呼吸苦、胸の痛み、背中の痛みなどがありますが、すべての肺がんの患者さんに症状が出るわけではありませんし、すべての症状が出るというわけでもありません。

さん
私の義母が肺がんで手術をしていますので、参考になるかわかりませんが、レス入れますね。

発症年齢は、あまり関係はないと思いますよ。
ご両親が、喫煙される場合、発症率はやはり高くなるのではないでしょうか?
もちろん、発見が遅い場合は、手術ができないなどの理由で、死に至る事もありますよ。

症状についてですが、初期の段階では、あまり自覚症状はありません。多少、息苦しくなるみたいですが。
自覚症状が現れ、血痰などが出る場合はかなり進行していると思います。
肺のレントゲン検査で、影がある場合は、精密検査になり、ヘリカルCTをかけることになります。

ブログ アーカイブ