2010年11月14日日曜日

乳がんでのセンチネルリンパ生検の実施についての質問です。現在がんは1.5センチ...

さん

乳がんでのセンチネルリンパ生検の実施についての質問です。
現在がんは1.5センチ、ステージⅠとのこと。
宮城県の公済病院で手術を希望しているのですが、
センチネルリンパ生検を実施しているのか、
教えてください。


さん
ご心配のことと思います。
貴方ご自身のことか、ご家族の方かはわかりませんし、年齢もわかりませんので「患者としての」一般的な心構え、今から主治医とともに病気と闘っていくうえでの知識と思っていただけましたら幸いです。
「センチネルリンパ生検」は2つのタイミングがあります。1つは「術前」、2つ目は「術中」です。それぞれにメリットがありまして、「術前」に行ってリンパへの転移が認められれば手術前に放射線等で叩く方法があります。「術中」は実際に目で見て更に「病理迅速診断」でリンパへの転移を確認しますのでリンパ切除を行うか否かの判断となります。出来れば双方が望ましいかと思います。
乳がんの場合、リンパ節転移の有無によって、その後の治療に多くの差が生じます。例え、手術をしたとして「放射線治療」や「抗がん剤治療」が必要となった場合、手術した病院において「放射線治療」や「抗がん剤治療」の実績がないのであれば転院せざるを得ません。
『チーム医療』の一つだと考えてください。1つの病院で「手術」「放射線」「抗がん剤」治療が行える体制であることがベストです。
「センチネルリンパ生検」を行っているか、また、どのようなタイミングで行っているのかを確認するにはドクターに確認すべきです。(昨日の読売新聞が「乳がん」の特集でしたので参考にしてください。自ら確認することが大切です。多分、公済病院においても行っていることでしょう…。)
今から大切なことは「患者力」だと思います。患者さんによっては私たち以上の知識を持って質問をぶつけられます。
それによってドクターと患者さんの信頼関係が生まれるものだと私は思いますよ。 お大事に…。

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