医師に質問です。”患者よ、ガンと闘うな”で有名な慶応(もう定年で辞めているかもしれません)の近藤医師の考え方についてどう思われますか?
さん
『がんと向き合う精神/「患者よ、がんと闘うな」を読む』丸山雅一著(四谷ラウンド刊)という書籍が発行されています。近藤誠氏の著書および理論に真っ向から真剣に反論した書物です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4946515100
一部を引用しますと???
「患者よ、がんと闘うな」中の「がんもどき」説には科学的根拠が「全く」ない。 特に「早期癌は放置しても進行癌にならない」という説は、仮説と言うにも値しない妄言である。決定的証拠として、家族性大腸ポリポージスという疾患がある。 「リンパ節転移は転移ではない」と言う説も、同じ妄言である。それを覆す多くの証拠がある。
癌の病理の基本中の基本である「臓器や発生部位による差異」や「転移(血行性、リンパ行性、直接浸潤など)の機序」、「治療への反応性の差」などを理解していない。 特に「胃癌の悪性サイクル」は、「なぜ胃癌は肉眼的には小さくても進行癌である場合があるか」を理解するために医学生でも知っていなければならない最低限の知識であるが、近藤誠氏はこれを全く理解していない。
「検診無用」論は、少なくとも胃癌と大腸癌では当てはまらない(有益性があるという報告の方が多い)。多くの放射線科(および内科)診断医と臨床放射線技師の努力を踏みにじる暴論である。
???こちらの意見もお読みになって、判断なさってください。