2011年10月14日金曜日

イソフラボンを摂り過ぎると乳ガンになる可能性が高くなると聞いた事があるんです...

さん

イソフラボンを摂り過ぎると乳ガンになる可能性が高くなると聞いた事があるんですが、イソフラボンのサプリが危ないって事でしょうか? 大豆食品も摂り過ぎたら危ないんでしょうか?
毎日何mg以内なら大豆製品を摂っても大丈夫なんでしょうか?

さん
ビタミンだろうが何だろうが、どんな栄養素でも大量摂取すると、健康にはマイナスに働きます。
たとえ水でも、過剰に飲むと水中毒で死亡します。
(溺れるなどではなく、水を飲むイベントで水中毒の死亡事故が実際に起きています)

大豆イソフラボンサプリメントだけでなく、大豆製品の過食によって、両側女性化乳房、勃起障害を併発した男性や、子宮ポリープ、重症月経困難症、不正出血や続発性不妊になった女性が確認されています。
サプリメントだけでなく、大豆製品の過食はしないように注意してください。

政府の大豆イソフラボンに関する上限値に関する詳細な見解は下記のpdfファイルで見ることができます。

http://www.fsc.go.jp/senmon/sinkaihatu/s-dai30/sinkaihatu30-siryou1...


大豆イソフラボン150㎎/日を5年間摂取させた試験では子宮内膜増殖症と診断された人たちが多く、
大豆イソフラボンの多量かつ長期連用時における有害作用を示していると考えが導かれ、
その半分の量を目安にしようということで、上限値が75mgになりました。

ただし個人差がありますので、それ以下の摂取量で影響が出ているケースも報告されています。
生理に問題が出た場合などは、摂る量を自分で調整してください。

閉経前女性42 名(年齢不明(学生):日本人)を、大豆を含む日常の食生活(約10 ㎎/日)に加え
大豆イソフラボン含有錠剤(20、40 ㎎/日:19 名、50 ㎎/日:3 名)を1月経周期摂取する群、
または対照群(日常の食生活を継続、20 名)に分け、大豆イソフラボンの及ぼす影響を検討したところ、(略)
20 ㎎/日摂取群の半数、40 ㎎/日摂取群の70~75%の被験者で月経周期が延長した。


こちらは政府関係のサイトですの大豆に関するページです

http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail84.html

医学的調査に基づいた研究内容について、結果だけでなく信頼性なども掲載されているので参考にしてください。

国民の健康を考える政府はこのような見解です。

農林水産省 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/isoflavon_qa.html

天然由来の食品成分はいくら食べても大丈夫、という考え方は正しくありません。
なお、食事バランスガイドでは、大豆及び大豆製品を使った料理は「主菜」として、肉料理、魚料理、卵料理と合わせて1日に3皿程度とされています。

内閣府食品安全委員会事務局 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

http://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html

日常の食生活では、大豆イソフラボンの含有量ではなく、各栄養素のバランスに配慮して下さい。
平成17年6月に厚生労働省と農林水産省が決定?公表した「食事バランスガイド」等を参考に、 ひとつの食品?成分に偏ることなく、バランスの良い食生活を心がけていただきたいと思います

その他、イタリアにおいては、2002年7月、植物エストロゲン、大豆イソフラボンを補完した食品による一日摂取量を80㎎/日を超えないようにとの勧告がだされており、
イスラエルにおいては、幼児における大豆食品の消費が制限されること、及び乳児については摂取させないことが推奨されたとの情報があります。


また、こういう弊害が出る可能性もあります。
大豆製品の食べ過ぎ、精子の数を減らす可能性 米調査

http://sankei.jp.msn.com/life/body/080726/bdy0807261312002-n1.htm


国立がんセンター 18年間の調査でイソフラボン摂取とすい臓ガン罹患率の関連を示唆

http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/95/isoflavone_hepatocellular.html


ガン患者?元患者に警告! 大豆食品消費で腫瘍が肥大

http://news.jams.tv/jlog/view/id-2041

さん
大豆イソフラボンを豆腐?納豆?豆乳などの大豆食品から食事として摂取する場合であれば特に問題になる事もないと思われますが、大豆イソフラボンの成分を含有したサプリメントや特定保健用食品などから取りすぎると問題となるケースが生じる場合があるようで、食品安全委員会は妊娠している女性や乳幼児などがサプリなどからの過剰摂取による副作用などの弊害に注意するようにと勧告しています。

日本の食品安全委員会が「大豆イソフラボン過剰摂取が、乳がんを引き起こす」という旨の発表をしており、大豆イソフラボンの1日あたりの摂取量の目安として、【大豆イソフラボンアグリコンとして70mg~75mg】
【特定保健用食品(トクホ)として食品に上乗せする場合は30mg】を安全な摂取量の上限値として設定しています。


http://www.knack4life.com/isoflavone/


ということで,,サプリは健康被害や副作用の元ですから,食品から取るのが一番安全です.
但し,日本産です.

さん
一部のマスコミが乳癌の発症リスクを高めると報道したが、誤報だと指摘されている。
2006年には、食品安全委員会は「現在までに入手可能なヒト試験に基づく知見では、大豆イソフラボンの摂取が女性における乳がん発症の増加に直接関連しているとの報告はないと報告している。
「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」では、大豆イソフラボンアグリコン換算した安全な一日の上乗せ摂取量の上限値を30mgとしている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

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