2011年11月2日水曜日

他院で悪性リンパ腫で何種類の抗ガン剤+放射線治療を行ってしまうと転院は難しい...

さん

他院で悪性リンパ腫で何種類の抗ガン剤+放射線治療を行ってしまうと転院は難しいのでしょうか?
身内なのですが、病状や経過が思わしくないので、より専門性が高い所への転院を希望しています。

現在板橋にある某大学病院に入院しています。
始めは抗がん剤で簡単に治癒する様な事を言われたので、現在の病院で治療を開始しました。

しかし何種類の抗ガン剤+放射線治療を行っていますが効果が無いようで、
担当医にはこんなに薬が効かないのは初めてだと言われています。

先日、担当医治療方針に不満があるのかと言われながらも国立がんセンターにセカンドオピニオンに行って来ました。
説明の大部分は他院での治療をした患者を受け入れる余裕が無いとの説明でした。
今後の治療方針等については現在の担当医に手紙を書いてくれたのですが、
現在の担当医がその内容について教えてくれないばかりか、その意見を参考にしようとする態度さえ見えません???。

この様な担当医の状況なので、専門性の高い他院への転院を希望して探しています。
しかし国立がんセンターの反応を聞くと何処も同じ対応をされてしまうのかと不安になってしまいます。

現在の様な状況だと受け入れて貰う事は難しいのでしょうか?
また悪性リンパ腫分野に強い病院を教えて下さい。

さん
一番最初の段階で主治医の説明をどう捉えたかだと思いますが、確かに抗癌剤が非常に効きやすく治癒が高い確率で見込める癌で、癌の中では不幸中の幸いと言えます。しかし、その中でも癌の勢いがあまりに強く治療が間に合わなかったり、治療が効きにくいタチが悪い悪性リンパ腫のケースなんていくらでもあります。また、治療中に抗癌剤の副作用で亡くなる可能性もあります。そのような症例を多く経験している大学病院の先生ですから、普通は決して簡単な病気とは言わないと思います。主治医の説明の仕方が悪かったのでしょうが、過度に期待を持ってしまって後でトラブルになることはよくあります。でも考えてもみてください。癌は死ぬ病気です。治癒する可能性は高いですが、治癒してもいつか再発して命を奪う可能性が高い病気でもあります。全てがそんなすんなり行くわけないじゃないですか。

国立がんセンターの先生の話は釈然としないかと思いますが、要は親族の方は国立がんセンターで治療すべき患者ではなかったということです。病院にはいろいろ役割があって、患者の希望がそのまま受け入れられるわけではありません。他の病院ではあなたが穏やかな対応をすればそれなりの対応はしてくれると思います。今の病院では主治医とトラブルを起したような匂いが文脈からぷんぷん匂ってくるので気をつけてください。医師も人ですから…怒られた人に尽くしたい人はいません。

病院についてですが、一番最初の治療はどの病院でも全く変わりありません。若干の変法はありますが、世界標準の治療を受けていることと思います。その後はこれと言ったものが決まっておらず、初期治療の反応を見て試行錯誤することとなります。病院の良し悪しということよりも、たまたま主治医が使った薬がうまく効いたかどうかになると思います。しかし一番初めの治療で効果がなかったので、現実的には治癒までは難しいと思います。これはどこの病院でも同じと考えます。個人的には初期からの状況を良く把握している今の病院で治療するのがbestと感じますが、ただし体調がこのまま悪化するようならある程度の覚悟は必要と思います。


追記:大変失礼しました。その時のことを見ていませんが、主治医は悪意があって言っていないこともあるので。主治医も状態が改善しない患者を前に困惑していることもあるでしょう。そこへセカンドオピニオンの話が出ると医師も動揺しますので。それよりも国立がんセンターの医師の対応は、あなたがた?主治医に対して礼儀を欠いたものと言わざるを得ません。主治医はその時その時で一番良いと思える治療をしているわけで、写真?手紙?検査データをちょっと見ただけの医師が過去の治療に立ち入るものではないと思います。今回のセカンドオピニオンの目的は今後の治療をどうするかでしたよね。正直なところがんセンターはレジデントも多く、良い先生にあたれば良いのですが、中には今回のような対応をされる先生もいると聞きます。あまり気にしない方がよいと思います。難治性悪性リンパ腫を取り扱っている先生に関しては少しお時間をください。

さん
血液内科であれば基本的にどこも同じような治療法だと思います。他の血液内科の病院にもセカンドオピニオンに行かれてはどうでしょうか?初回の治療法がどのようなものかわかりませんが、治療経過がわかれば受け入れてくれる病院もあるかもしれませんよ。

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