実習で左腎癌の患者様を担当しています。この患者様は2005年に左腎を摘出されました。しかし、肺とリンパ節に転移が認められています。
この間までスーテントという抗癌剤を内服されていたんですが、これは肺がん対する化学療法と考えてよいのでしょうか?スーテントは腎細胞がんに有効な抗癌剤ということはわかってるんですが???。でも左腎は摘出されていますし??。よくわからなくなってきてしまったので、教えてください。
さん
肺転移は肺癌とは決して呼びません。肺癌とは、肺の細胞ががん化したものを呼びます。
どこに転移していようと、原発の癌に対する治療を行います。なぜなら、肺に転移していても細胞自体は腎臓癌の性質だからです。
そのため、腎臓癌の肺転移に対して、肺癌の治療をしても効果は期待できません。