2009年12月16日水曜日

イソフラボンの量について

さん

イソフラボンの量について

紀文の無調整豆乳を飲んでいます。

イソフラボンの量が200mlあたり、84㎎ということですが、
私の場合、そのまま飲まずに、バナナ?きなこ?ハチミツをいれて
ミックスジュースにしています。

もしかして他のものを入れることによって、イソフラボンの量が
減ったりするのではないかと疑問に思っています。

なぜそう思うのかというと、調整豆乳の方がイソフラボンの量が少ないからです。

お解りの方、宜しくお願いします。

※もしイソフラボンの量が減ってないのであれば、毎日200mlの豆乳ときなこを
飲んでいるので一日あたり90㎎~100㎎のイソフラボンを摂取していることになります。
この量は問題ないですか?
ちなみに私はいまホルモンバランスを崩して、男性ホルモンが多いといわれています。

さん
他のものを混ぜると、イソフラボンの量が減少するという資料は、当方では見つけられませんでしたので、回答は摂取量についてです。

大豆イソフラボンは、大豆、特に大豆胚芽に多く含まれる複数の化学物質の「大豆イソフラボン配糖体と大豆イソフラボンアグリコン」等の総称です。大豆イソフラボン配糖体は体内で大豆イソフラボンアグリコンとなり、腸管から吸収されます。大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と化学構造が似ていることから、「植物性エストロゲン」とも呼ばれます。

大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)に似ているため、女性ホルモンに似た作用を生じることが知られています。この生体作用により、骨粗しょう症の予防や更年期障害の軽減、乳がんの予防等に有用と言われています。しかし、過剰摂取すると女性ホルモンのバランスが崩れ、月経周期の延長や子宮内膜増殖症のリスクが高まる試験結果が報告されています。

食品安全委員会が2005年12月にまとめた「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」では、1日当たりの大豆イソフラボンの摂取目安量の上限値を70?75mgとし、そのうち、サプリメントや特定保健食品などで摂取する量は1日当たり30mgまでが望ましいとしています。

摂取量に上限値が設定された背景には、サプリメントなどにより大豆イソフラボンのみを過剰に摂取すると、女性ホルモンのバランスが崩れる可能性があり、月経周期の遅れや子宮内膜増殖症などのリスクが高まることも報告されていることがあります。


〔参考資料〕
?保健医療情報センター
?食品安全委員会:大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方(第30回会合修正案)、2005年12月。

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