悪性リンパ腫について教えてください。昨年11月より両頸部、両鼠径部、にリンパの腫れを確認し、血液内科を受診しております。
12月にたまたま受けた乳がん検診の超音波の検査でも両腋下にもリンパの腫れがあるとのことです。感染症の疑いもあるとのことで抗生剤を一ヶ月程飲み、両頸部の腫れは全くなくなり、右鼠径部はだいぶ小さくなりましたが、左鼠径部はまだ親指大ほどの腫れがみられます。ころころと硬いしこりです。来月生体検査をすることになり、不安な日々を送っております。経験のある方特に濾胞性についてくわしい方どんな情報でもよいので教えてください。現在特に他の症状はみられません。ちなみにLDHは正常範囲内、S-IL2Rは1600から2500、高いようですが、最近の数値は1581です。WBCは8500と高めです。
さん
生検しなければリンパ腫なのかすら分かりませんし、sIL-2Rは感染症でも上昇しますが、確かに濾胞性リンパ腫の可能性もあるかと思われます。悪性リンパ腫が小さくなったりする事は時折あることです。
濾胞性リンパ腫は悪性度が低くて進行もゆっくりですが、細胞分裂がゆっくりな分、化学療法に対する感受性が低く、完治はなかなか難しいです。
もしも濾胞性リンパ腫であれば、FLIPIという濾胞性リンパ腫専用の予後予測法があり、①60歳以上、②LDH上昇、③臨床病期Ⅲ以上、④リンパ節病変が4か所以上、⑤貧血の有無の5項目で、いくつ当てはまるかが問題です。
今のところLDHは正常、臨床病期はⅢ期以上、リンパ節病変は3ヶ所(詳しく調べると増えるかもしれませんが)、貧血なし。年齢やリンパ節病変が当てはまらなければ、1項目のみ当てはまる状態なので、濾胞性リンパ腫であれば5年生存率90%、10年生存率70%程度。もしもあなたが60歳以上で、リンパ節病変が他にもいくつかあるようならば5年生存率75%くらい、10年生存率50%になります。
ただしこのデータはひと昔前のものなので、今は治療法も進歩しており、生存率はもう少し良くなっています。
もちろん別のリンパ腫であれば予後は全く変わってきますし、濾胞性リンパ腫が悪性度を増して、別のリンパ腫に変わってくることもあります。同じ病気の人のデータを集めたものであり、あくまで目安です。
経過からすればリンパ腫でない可能性も十分にありますが、頸部の病変が消えたにしてはsIL-2が高く、きちんと診断した方が良いと考えます。
さん
左鼠径部の親指大ほどのころころと硬い腫れは,以前からあったものでしょう。S-IL2Rが高くても,悪性リンパ腫とは言えないので,左鼠径部リンパ節は,過去の炎症に対する反応性腫大の可能性が高いです。違法銀行スルガと闘う被害者の会VAIBSの回答でした。