2013年12月24日火曜日

肺がんについて

さん

肺がんについて

母親が、会社で胸部X線の検査を受けた結果,結節状陰影と診断されました。
レベルはA~Eのうち、最も悪いEです。
なので、大きな病院で精密検査を受けてくれ、とのことでしたが心配で気になっています。
母の会社は10月と4月に健康診断をするようで、10月の時は何もなかったようです。
そこで気になるのですが、6か月で肺がんがステージが1以上になる場合はあるのでしょうか?

また、ステージ0や1で早期治療をすれば通常通り生きていけるのでしょうか?

さん
可能性はありますね。双方ともです。
肺がんは進行が早い場合があり、その場合は月単位で症状が進行することもないとはいえません。

また、手術(外科的切除)さえ出来れば、確実にとはいえないものの治癒する可能性はあります。
とにかく、早期に肺がんに強い病院を受診して検査と治療を受けることでしょう。
治療を遅らせていいことは何もありませんので早期の受診をお勧めします。

下記のURLが参考になると思いますよ。

http://www.gsic.jp/index.html


http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html


http://www.kenko-msnet.jp/gannobyouin.html

さん
肺がんは男性の死因の1位なので相当なご心配お察し申し上げます。
肺がんを胸部X線検査だけで見つけるのは難しいのです。肺に腫瘍はあったのだと思いますが小さいと見つけることは困難です。
6ヶ月で急激に腫瘍ができることはありません。1cmに育つのに10年はかかるといわれています。
がんの進行度はStageⅠが最も軽いです。肺がんも早期発見し,早期治療できれば治癒できることも増えつつあります。
肺がんの治療は手術と必要に応じて放射線や抗がん剤の補助治療を行います。
手術は胸腔鏡といって小さな穴を開けて器具をいれ,約10-20cmほど切開して腫瘍をとる数泊の入院ですむ方法が増えています。がんの大きさによっては開胸して約30cm切開して腫瘍やリンパ節などを広範囲に切除する方法があります。これはもう少し長く入院が必要になります。肺がんは症状が現れてから診断される場合,StageⅢ以上で手術適応なしというケースがほとんどです。手術ができる早期がんでは治療がすめば通常通り生きていけます。場合により肺の切除範囲が大きいと酸素療法が必要になることがあります。いずれにしろ,精密検査を早く受けられがんが杞憂ですんだと安心を得ておくことが第一だと思います。そのような結果になりますよう心より願っております。

さん
可能性はあると思います。
がんの組織によって進行速度が異なります。
小細胞癌とういう組織ですと、進行が早く予後も良くありません。
ステージ1ですと、外科的治療(手術)で取りきれれば大丈夫だと思います。
ただ、リンパ節転移などをしていますと、追加治療(化学療法等)が必要になるかもしれません。
ステージ1程度なら、体腔鏡治療(数箇所あなをあけ、そこから器具を入れてがんをとる)
が適応になる可能性もあります。
この手術は、2~3cmのあなを数箇所あけるだけなので、術後の回復がいいです。
がんは早期治療が肝心です。
最後になりましたが、どうぞお大事にしてください。

さん
まず、会社の検査ということは健康診断ということだと思いますが、通常、健康診断での「E判定」は「癌が進んでいる」という意味ではなく、「癌の可能性があるので精密検査が必要」という意味です。ですので病状は検査をしてみないと分かりませんし、癌ではない可能性もあるかと思います。
肺癌がレントゲンで見つかるかどうかはタイミングにもよりますし(あまりにも初期で小さい段階ではレントゲンでは見えなかったりします)、肺のどの場所にあるかにもよります(肋骨や心臓に重なる場所だと見つかりにくい)。
半年に1度の検査を受けていたのであれば、たとえ肺癌だとしても初期である可能性が充分にあり、初期であれば手術で完治する可能性も充分にあります。
一日を急ぐ必要はないと思いますが、肺癌であれば月単位で進行する可能性はありますのでなるべく早く検査を受けることをお勧めします。

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