2013年12月25日水曜日

赤身の肉と大腸がんの発症リスクの関係を詳しく教えてほしいです。

さん

赤身の肉と大腸がんの発症リスクの関係を詳しく教えてほしいです。

「赤身の肉を多く食べる集団ほど、大腸がんの発症リスクが高くなる」
という報告があるそうですが、
具体的になぜ発症リスクが高くなるのかがわかりません。
どなたか知っている方、教えていただけないでしょうか。

さん
まず、肉食と癌の関係については、論文の間でも差があり、
完全な意見の一致はまだ見られません。

有害だとする理由としては、以下のようなことです。
まず、肉を食べると体が酸性になり、免疫上好ましくないということ。
あと、肉を好む人は、野菜が不足しがちで、抗酸化作用のある
野菜が不足することから来る、マイナス効果が大きいということ。

それから、乳製品や肉類を摂取すると腸が汚れ、その結果、
腸にある免疫器官である<パイエル板>が働かなくなり、免疫が
低下→癌になりやすくなる、ということなどです。

その筋のレポートに関しては、前向きコフォート試験(現在の状態を調査
し、将来どうなるか追うもの)か、後ろ向きコフォート試験(現在の状態を
調査し、過去にどうだったか曖昧な記憶を探るもの)かによっても
結果が大きく違ってきますから、決してひとつの例をうのみにせず、
広く文献をあたることをオススメします。

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