2012年8月19日日曜日

乳がんの告白

さん

乳がんの告白

結婚を前提に付き合ってほしいと彼女に伝えたところ、
彼女から乳がんの告白を受けました。
ステージは2の2です。
手術は3年前に済んでいて、年に4回のがん検診を受けているそうです。


年4回の検診を継続している前提での再発の可能性や
進行の可能性など、心の準備をしておきたいと思います。

どなたでもどんなことでも良いのでアドバイスをお願いします。

さん
担当医でないので、過去は予想できませんし、
再発の可能性や進行の可能性も正直判りません。
今現在は大丈夫なのですね!

妻の友人も、数人乳がんで手術を受けています。
同じく、定期的検査を受けている事から、
確実に言える事は、他の人よりも早期発見が可能である事!
乳がんの、早期発見は完治が十分可能である事。

乳がんに限らず、現代では2人に1人がガンになる時代です。
生活習慣病と言っても、過言ではありません。
そんな心配をしなくても良いと思います。
歩道を歩いていても、車に引かれる昨今ですよ!

楽しくお付き合いしてください。
そして、ゴールインする日を祈念いたします。
無責任のようですが、本心です。

さん
彼女の年齢が分からないので仮に35才未満(癌になったのが)としましょう。

どんなに健診していても再発予防ではないので、再発するときは再発します。ただ、まめに検診を受けていれば再発が見つかる確率も上がり、早期に治療できるでしょう。

ちなみに、StageⅡの再発率は20%前後です。(ⅡAとⅡBでは少し差があるとは思います、だいたいの目安としてください。)

StageⅡBということなので、腫瘍は2~5cmでリンパ節転移あり、またはリンパ節転移はないが腫瘍が5cm以上だったことが予測されます。

ホルモン感受性にもよりますが、おそらく術後に化学療法を受け、いまホルモン治療の最中でしょう。

ホルモン治療はだいたい5年行いますので、あと2年弱です。

結婚に際し、あなたがお子さんを望んでいるかどうかも重要になってきます。

ホルモン治療後月経が再開すれば妊娠に対するリスクは年齢相当です。ただし、抗癌剤の影響で卵巣機能がやられて不妊になる人もいます(正確なデータは分かりませんが、頻度はそんなに低くはありません。)

大事なことですので、よく話しあってください。

さん
街中に監視カメラ(マンモグラフィー)を設置して、交通事故を早期に発見しても交通事故を予防していることにはなりません。近年、乳癌、子宮癌が増加しているのは、原因があるからでしょう。原因を明らかにしないで予防できることはありえないし再発をふせげるとは思えません。病気は確率で再発したり、しなかったりするものではありません。再発することをすれば、かならず再発します。

さん
再発の可能性はもちろんゼロではありません。とりあえず5年間大丈夫なら再発の可能性はかなり低いでしょう。ただ、Stage2でも手術時の年令、リンパ節転移、乳癌細胞の悪性度のグレード、癌のホルモン感受性、などでだいぶ違います。これらのファクターから再発のリスクは予想できますが、あくまでも統計上の確率です。きちんと定期検査と診察を受けている以上、無事を信じていくしかありません。今後一番気になるとすれば、妊娠に関することだと思いますが、術後5年くらい診て再発がなければ主治医から許可がでるでしょうか。子作りに関しては担当の医師と相談してみるのがよいでしょうね。

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