2012年8月22日水曜日

姪が骨髄腫です。

さん

姪が骨髄腫です。 可愛い3歳の姪が骨髄腫になりました。現在、専門の病院に移送され検査中です。
母親が出て行き、しばらく私が預かっていました。私の2歳の実の娘と変わらず育てました。現在は、祖父母とパパと一緒に暮らしており、病院にはその3人が付き添っています。少し離れた専門の病院で、私には小さな子供も一緒で、その他諸々の事情から、行くことができません。向こうからの連絡を待つしか出来ません。心配です。
どなたか、骨髄腫について教えていただけないでしょうか。
原因、治療、予後など知りたいです。

さん
昨日この質問を拝見した時には、自分と同じぐらいの子供を持つ親として、本当に胸が張り裂けそうなくらい痛い思いをしました。
ただ、3歳で骨髄腫というのがかなり引っかかってて???というのも骨髄腫(通称、多発性骨髄腫)は60~70代のお年寄りに多発する疾患で、40歳未満の患者はまずいないので、「これもしかしたら骨髄腫じゃないんじゃないかな」と思ってて、回答を控えていました。

「神経芽腫」ということで、少し安心しました。
神経芽腫という病気は1歳前後の子供に起きる、副腎(腎臓の上)や交感神経(自律神経)に発生する腫瘍で、子供の腫瘍では割と多い、悪性の腫瘍です。
確かに悪性の腫瘍(癌)ですが、この神経芽腫の不思議なところは、悪性でありながら、1歳未満だと自然と治ることもあります。
1歳を過ぎると予後が悪くなります。よって、日本では生後6か月検診で必ず検査を実施することが義務づけられているので、ほぼこの時点で発見できます(もちろんできない場合もあります)。
1歳を過ぎて発見されたものは、悪性度が強いものが多く、治療は難しくなります。

ですが、気を落とさないでください。
神経芽腫の悪性度は個人で千差万別です。1歳過ぎでも自然と治る場合も以外と多いと報告されています。もちろん悪性度が強ければ、つらい抗がん剤の治療や手術をしなくてはいけないですが、現在は治療法も次々に新しい方法が研究され、効果も上がっています。

決してあきらめることなく、姪御さんを支えて下さい。

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