2014年4月22日火曜日

75歳の父、先日残された治療は、抗がん剤と緩和ケアの二通りと説明をされました。...

さん

75歳の父、先日残された治療は、抗がん剤と緩和ケアの二通りと説明をされました。父は、肝細胞がんから、胆管細胞がん、そして今回肺と腹部リンパに転移がみつかりました。陽子線治療を望んでいますが効力如何な物か

抗がん剤はジェムザール、経過をみて、TS-1に変更することも可能との事でした。父は陽子線治療に望みをかけていますが、リンパや転移がある場合は治療が出来ないような内容を目にしました。
18年間、がんと向き合い、開腹手術、ラジオ波治療、塞栓術等あらゆる治療を受けてきましたが、先日担当医から、完治は望めない旨のお話を聞き、家族でどの治療法が最良なのか悩んでおります。
私としては、緩和ケアをとおもっておりますが、本人は、まだ完治する方法があると模索中なのです。
抗がん剤の副作用に苦しませたくないのですが、なにか方法はありませんか

さん
お父様はかなりの勉強家だとお見受けしました。
また貴方も現実を見つめてありますので私なりに率直な考えを申し上げます。
(お父様の状態、データを見たわけではありませんので質問中にある経過や主治医の意見から判断していることをご承知ください…。)
まず「陽子線治療」ですが、肺に転移があるとのことですので基本的に適応外だと思います。(治療機関にもよるのでしょうけれども…)
次に「ジェムザール」「TS-1」の単剤を予定されていますが、今回の抗がん剤治療の目的がある程度予想されるのではないでしょうか?
心配されてある事ですが、抗がん剤で出てくる副作用には他の薬剤でコントロールできるように思います。
「緩和ケア」についてです。私自身は『緩和ケア推進派』なのですが、家族が望まれてても患者さんが「完治」を望まれている場合には余りいい結果が出てこないように思います。(患者さんが家族、医療側との壁を造ることになりかねません。)
患者さんが納得されるまで、全身状態を維持されるような治療を主治医も提案したのだろうと思います。

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