2013年1月24日木曜日

子宮頸部腺がんについて

さん

子宮頸部腺がんについて

はじめまして。
どなたか専門家の方がいらしたらご意見をおねがいします。

細胞診でレベル4~5の診断、組織診では異常細胞が検出されずに
結局1月に円錐切除術を受けました。
病理の結果、子宮頸部線がん0期と診断されました。
(細胞診の結果でほぼ腺がんではないかと言われてはいました)

子宮頸癌治療ガイドラインなどを読むと...
腺がんの場合はたとえ0期でも子宮の全摘がセオリーのようでしたので
私もある程度の覚悟はしておりました。
しかし、先生は私の年齢(33歳)を考慮して子宮を残しましょうとの判断を下しました。
それはそれで嬉しかったのですが、円錐切除で切除断端が陰性でも約20%の割合で
がんがスキップした残存病変が発見されるので子宮を残す事はかなりリスクがあるように思えます。
厳密な管理の下であれば円錐切除で様子を見る事は可能のようですが、
この「厳密な管理の下」とはどういう管理なのでしょうか?

私の場合、円錐切除術後1ヶ月ごとに通院をし、細胞診を受けて1ヶ月後の次回の細胞診を受ける時に
結果を聞くというパターンです。
血液検査やその他の検査は一切しておりません。
この状態で厳密な管理の下なのかと少々不安を感じております。
細胞診で少しでも変な細胞が見つかればその時は子宮を取ると先生には言われていますが、
果たして細胞診だけで大丈夫なのか...。

つい数日前、女優の三原じゅん子さんが子宮がんで子宮を摘出したというニュースがありました。
その記事が出ている週刊誌を読みましたが、やはり私と同じ子宮頸部腺がん0期であったこと。
進行の早い腺がんなので子宮を取らないとならなくなったこと。
せめて卵巣だけは残したかったので卵巣を残せる先生を探しまわったこと。
などが書かれていて、やっぱり腺がんだと0期でも子宮全摘するのは当然の事のように感じ、
更に不安になってきた感じです。

どなたかこれを読んでご意見をよろしくお願いします。

さん
専門家ではありませんが、妻が子宮頸癌を患い、その際に色々と調べ、経験したので参考になればと??。

妻の場合は 子宮頚部扁平上皮癌 Ⅰb-2期 の診断で
広汎子宮全摘手術(子宮+子宮靭帯+リンパ節を摘出、卵巣温存)
を行い、術後病理検査にてリンパ管侵襲が発見されたため、再発の可能性が
通常より高いと診断され、放射線治療を行いました。
その際、軽度のうつ病にもなっております。

退院後もリンパ節切除に伴なって発生するリンパのう胞が化膿し、のう胞炎を発症しまして
再び入院、肺水症、血栓症等併発し、退院後も足の痛み、放射線照射による卵巣機能の全廃の不安、
排尿障害、もちろん再発の不安とも戦っております。

ここまで書くと、凄い時間をすごしてきたように思いますし、夫である私は
ありとあらゆる可能性(再発、生存率などなど)について取り付かれたように
調べまくり、その結果に一喜一憂しました。

しかし、当の妻はその時その時の治療、痛みや不安などとは向き合ってきたものの
私ほど悩んではいなかったそうです。

妻曰く

「結局は担当執刀医にすべてを任せ、信頼し、余分なことは考えないようにした事で、
気分が楽になり、自分には良かった。」

との事でした。

卵巣温存の際も、もちろんとってしまえば転移の可能性が低くなるのは分かっていました。
しかし、

「実際に見た感じ、大丈夫そうだったので残しました。その方が良いしね!」

と言った担当医の言葉を信じました。

ありとあらゆる情報がすぐに手に入るために、私も色々調べましたが
結局は確率論、可能性、選択肢に終始していたことを覚えています。

病名は同じでも、やっぱり個人個人すべて内容は違うと思いますし、結局一番
理解してくれるのは、実際に診察、執刀している医師だと私達は思います。

今はセカンドオピニオンもしっかり活用できますから、御不安でしたら
担当医にその旨しっかり伝え、他の専門医の所見をお聞きになることもいいかもしれません。

ちなみに、考えすぎによるストレスが癌には良くないみたいですよ、本当に(笑

参考になるかどうかは分かりませんが、どうか頑張って克服してください。

切に願っております。

---【補足致します】---

子宮全摘出の件ですが、現在の治療のガイドラインとしてQOL(予後の生活の向上、快適性)を
重視する傾向があるので、主治医の方は摘出を見送るという判断だと思われます。
もちろん病状も、それが許される状況であると判断されたと思いますよ。
年もお若いですし、まだまだ人生長いですから(笑

私の妻も37歳でしたので卵巣を残していただけたのだと思います。
更年期障害等、卵巣を取るとQOLに大きな差が生じますので???。

後、1ヵ月ごとの検診をしていただければ、進行に関してはそれほどナーバスにならない方がいいと思います。
リンパ節に転移していらっしゃらないようですので。
リンパ節の転移の有無はかなり大きいですから。

私達は術後半年で検診は半年ごとに1回で良いという事でした。
主治医曰く

「そんなに頻繁に来ても分からないよ(笑。再発が分かるにもある程度時間が要るんだよ(笑」

だそうです。
心配する方がよく無いとの主治医の心遣いでしょう。

原因ですが、子宮頸癌はHPVというウィルスによって発病するようです。
このウィルスは性交渉等で感染するようですが、これは性交渉の経験が1回でもあれば
誰でも感染する可能性がある特に珍しいウィルスでは無いようです。
性交渉の人数、回数などはまったく関係ないようです。

通常はすぐに死滅してしまう、もしくは感染していても特に問題は無いウィルスですが
人によってそれが何らかの理由で癌化してしまうようですよ。

妻も

「性が乱れているんじゃないかという風に見られるのが嫌だ!」

といっていました。
まったくの誤解だと思います。
色々な場所で、色々な団体やお医者様等が誤解を持たないように
と説明していますよ。

長々書きましたが、癌はとても不安な病気で、少しの情報でも聞きたくなるというのは
妻、私共々身にしみていますので出来る限りの知識を書かせていただきました。

参考になれば幸いです。

さん
不安なお気持ち分かります。

進行の早いがん、それも年齢が30代前半なら、進みも
早いと思います。

ご主人、あるいはパートナーがおみえですか?
(セックスについての考え方に違いはありませんか?)

また将来的に妊娠をお望みですか?

それによりアドバイスも変わります。

どうぞお大事に。

(補足します)
不安なお気持ちのままなら子宮の全摘が
一番だと思いますが、妊娠を望めませんね。
将来のライフプランの喜び(妊娠出産)と、
ゼロ?ステージといえども、がんの「再発」とが表裏一体です。

子宮を全摘しても、女性を失うことには
なりませんし、離婚後で1人で子どもを育てる
決意なら、娘さんにこれ以上不憫な想いを
させてはならないと思います。

もう一度お医者様に、将来のライフプランと
娘さんのこと、良くご相談された方が良いです。


それにしても不思議なのは、3年間、まったく
セックスがなかったのに、けいがんを罹患してしまったこと。
ほとんどがウイルス性ですから。
お医者様の、原因についての究明なり説明は
ございませんでしたか?

ブログ アーカイブ