2012年12月9日日曜日

肝臓癌について教えて下さい。先日、母が病院でCTの検査を受けたところ、先生か...

さん

肝臓癌について教えて下さい。
先日、母が病院でCTの検査を受けたところ、先生から『肝臓癌かもしれない、癌ではないと言い切れない。』と言われたようです。
母の事がとても大切なので、ものすごく不安で心配です。
週明けに、詳しく検査するようですが、CTでわかるほどの癌とは、かなり進行しているのでしょうか?それとも、初期でもCTでわかるのでしょうか。
それと、肝臓癌が治る確率って高いですか?
どなたか、詳しい方教えて下さい。

さん
お母さんの病状心配ですね。
未だ詳しい検査がなされていないので分かりませんけど、CTに腫瘍の病変あったと思われますし血液検査で腫瘍マーカーが上昇してる為、医師が肝臓がんの可能性を指摘なされたと思いますよ。
まずは画像検査で、がんの種別と局在と個数、脈管の侵襲の有無を評価し、超音波検査、MRI,血管造影などで診断すると思いますよ。腫瘍マーカーも参考にします。
進行がんか初期なのかは今の時点では難しいと思いますよ。
治療方法は、ラジオ波療法、マイクロ波療法、などの局所療法、経カテーテル肝動脈塞栓療法、肝移植、肝切除、などのがあります。
肝細胞がんの大半は肝障害があるので、肝予備能力に応じた治療を選択します。
リンパ節転移がなければ、肝切除によって長期生存が可能かと思います。
肝臓がんの根治治療は、生体肝移植か、脳死肝移植が方法かと思います。
ただ脳死からの移植は、難しいので、家族からの肝臓移植の方法が可能かと思います。
2004年から、基準をクリアーすれば健康保険で手術を受けることが出来ます。(遠隔転移と血管侵襲がなく径5cm以下一個のがん、または径3cm以下三個以内で移植する一ヶ月の時点でのCTで評価されます)
肝切除したとしても、再発率が高いので定期検査が必要です。
肝炎を持続してると再発率が高く、インターフェロン療法によって再発率が低下する可能性があります。
これか確定診断し治療方針を担当医が考えると思うので、後悔しない治療を担当医と良く話し合いながら決定してください。

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