2012年10月13日土曜日

大幅に賞味期限が切れた食品を平気で食べるのですが、最初は腹痛や嘔吐がなくても...

さん

大幅に賞味期限が切れた食品を平気で食べるのですが、最初は腹痛や嘔吐がなくても、そのうち体内でカビが発生していずれ胃腸だけでなく他の臓器にもカビが転移して体を蝕んでいく!と注意されました。本当ですか?


さん
賞味期限は,おいしく食べられる期間ですから,製品は未だ食べることには何ら問題はありません.

体内でカビが発生?繁殖することはありません. カビが生えたものを食べると,菌種により出された毒素でがん化します.
有名なのが中国産のピーナッツでアフラトキシンがあるものです. パンや餅に生えたカビも食べてはいけません.中に毒素が産出されています.


http://www.google.com/search?sourceid=navclienthl=jaie=UTF-8oe=U...

さん
絶対にカビが生えないないとは言えません。

特殊な場合では、そのようなことも起こりえます。
例えば、様々な理由で免疫系を抑制する薬を飲んでいる場合や、
エイズウイルスなどにより免疫系が不全になっている人などは、
食べ物由来の真菌により、口の中にカビが生えたりします。

ただ、上記のような場合では、賞味期限切れのものを食べなくても、
起こり得ますが…。

しかし、健常人ではそんなことは起こりません。
なぜなら、唾液等の分泌物の中にはIgAと呼ばれる抗体、
pH2という酸性度の高い胃の中、
腸管内の免疫の活発なところ(パイエル板)を
かいくぐって消化管のなかで生き続ける菌など
そうそういません。

ただ、あまりにもカビている食べ物を食べた場合、
体の防御反応として、下痢など起こしてしまう事があります。
賞味期限はあくまで、目安なので、変な臭い、味がしなければ、
基本問題無いと思います。

以下は
「大幅に賞味期限が切れた食品≒衛生状態が非常に悪い物」
と読み替えた大げさな話をします。

カビ(真菌)とは区別しますが、ウイルスによる経口感染症では、
数日の潜伏期間を経た後に、発病し他臓器に影響することがあります。
たとえば、A型肝炎、E型肝炎、急性灰白髄炎などです。
A型、E型肝炎は、名前の通り肝炎ウイルスが肝臓に移行して、肝臓を傷害します。
急性灰白髄炎は、ポリオウイルスによる感染症で、運動麻痺などが
起こります。
しかし、
?A型、E型肝炎は劇症化しないし、日本での感染は世界的に見ると少ない。
?急性灰白髄炎は、ワクチンを投与されているはず。
なので、日本で暮らしていく上では殆ど問題にはなりません。


話がかなりそれましたが、結論は問題なしです。

=追加=
カンジダ症、モリニア症で検索してみましょう。
これは、口腔内で真菌が増えた症状で、
カビが口腔内に出来ます。

体にカビが発生するか否かという質問でしたので、
条件によっては発生します。ということが言いたかっただけです。

アスペルギルス属や、ペニシリウム属、フサリウム属の真菌による
肝障害、腎障害などは、これらの菌産生した毒素によるものなので、
真菌が直接肝臓に移行して増えているわけではないです。
また、アフラトキシンなどを産生するアスペルギルス?フェルシカラーは
海外から輸入しようとしたピーナッツなどに付着していますが、
全例検査で取り除かれているので、まず日本に入ってくることはありません。

さん
大丈夫ですよ。消化されます。
不必要な添加物が蓄積されるほうが心配です。


さん
ウソです。。。。。。。

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