子宮体がんについて質問です。
45歳の母(糖尿病肥満なし、痩せ型、出産一回、若いころの生理不順なし)なのですが、
毎年受けていた健康診断で、指摘されていた子宮頚部の嚢胞の切除で
婦人科を受診しました。
4月の生理が予定日どおりに来たのですが、異常に量が少量でした。
このとき、5日目に受診したのですが、
内膜が剥がれていないといわれました。
次の生理(5月)も予定通り来て、量も期間も普通だったのですが、
その後排卵の時期に受診した際、母が「今度は剥げていますか?」と
聞くと、「(内膜が)厚いといえば厚い。」とのことでした。
次回は生理5日目からピルが出せるので、ピルを服用するか体がんの検査を
しましょうといわれたそうです。
ピルは、副作用があると聞きますし、体がんの検査は痛みがあると聞くので、
母はできれば様子をみたいというのですが、毎月規則正しく生理があっていて、
不正出血も全くないのに、内膜が厚いと体がんの検査をしないといけないのですか?
8月に、毎年受けてる健康診断があり、婦人科系も経膣エコーをするのですが、
そのときまで様子をみることはできない状況でしょうか?
さん
お邪魔します。
内膜が厚いなら年齢的に子宮体癌は疑うべきと考えます。ピルは副作用がないわけではありませんが、今のピルは低用量なのでそこまで神経質にならなくても良いです。体癌は発見が遅れると予後が非常に悪く、とても悲惨な結果になります。詳しくはここに書けませんが、目を覆いたくなるような状態になられた患者さんを何人もみました。
検査をする場合、普通は麻酔をかけて行います。「子宮鏡検査?子宮内膜ソウハ術」、手術中はほとんど痛くありませんし、術後は痛み止めを処方してもらえます。入院が必要かもしれませんが、それでももし私の親なら検査を受けさせますね。
大変失礼ではありますが、40代後半になってくると更年期に向かって生理が不規則になったり、見掛け上だけ規則的に見えたりすることがあります。
もし癌であった場合、一般に40代は進行が早いので待たずに検査を受けられたほうがよいのではないでしょうか。
さん
子宮癌の検査についてですが、体癌の検査は確かに少し痛いことがありますが、すぐに痛みは良くなりますし、痛みの続く方には痛み止めも処方してくれます。
また、出血することもありますが、それもすぐに落ち着きますので、ご心配なさらずに検査をお受けになったらよいと思います。
また、ピルの服用ですが、現在はホルモン量の少ないピルがありますので、副作用は出にくいと言われています。
手遅れになる前に検査をうけ、適切な治療をお受けになってください。