2011年8月4日木曜日

セカンドオピニオンについて疑問です。

さん

セカンドオピニオンについて疑問です。

「セカンドオピニオンとは診断結果に納得が出来ない時、治療方法の選択に迷った時、担当医にセカンドオピニオンを受けたい旨を話し医療情報提供書と画像などの検査資料を用意して貰い、それをセカンドオピニオンの病院に持参し専門医に相談し意見を聞き、検査、治療などは一切しない。
保険適応外で相談料30分約1万5千円くらいかかる」

ここで疑問です、1万5千円もの金額を払い、他の病院での検査資料だけで判断しアドバイスだけしてもらうよりセカンドオピニオンというかたちを取らずに、新規で一から他の病院で診察、検査をしてもらった方がいいと思うんですが。。。
他の病院で再度検査してもらうことで、新たな発見や見方が出来るとおもうのですが。。。

素人意見ですみません、誰か教えてください。

さん
重大な疾患(ガンが多いです)の場合、一から検査していては時間がかかりますし、保険支払い者の立場からすれば二重の検査はムダ以外の何者でもありません。
熟練の医師なら検査結果があれば様々に判断を下すことができますのでこの形式になっています。
必要な検査があれば、追加して指示をうけて受ければ良いだけですしね。

おそらく「保険適用外」という部分にひっかかっているのではないかとおもいますが、全ての画像診断などを最初からすれば自己負担だけでもっと費用がかかる可能性もあります。
まあ、いくら払ったものであっても保険財政の悪化は被保険者にとっても良いことはありません。
使ったもの勝ちではありませんので節約は大事です。
補足後
それでも???です。
ネットなどで情報はありますので基本的に患者も知恵をつけてよい病院と医師を選択して受診する時代です。
自分で病院の取捨選択をしない場合はどうしようもありません。厳しいようですが自己責任になります。
せめて、症状などが出ていて「おかしい?。」と自分で判断できたなら、がんに詳しい病院を自分で探して受診するほうが良いです。ちょっと探せば下記のようなサイトもありますからね。

http://www.kenko-msnet.jp/gannobyouin.html

さん
そもそも保険診療では、同じ病気のことで、2カ所の医療機関を保険診療で受診することは、想定していません(ルール違反とはっきりいえないが、ルールに逸脱)。したがって、建前上、セカンドオピニオンで保険外とされています。
癌などで、治療を急ぐ場合には、患者本人のためにも時間の無駄です。
質問者の意見は、治療内容の話ではなく、自己負担金額の多寡の話をしているに過ぎません。

さん
医療は社会の公共財です。
特に、保険診療、中でも開業医以外の専門病院?総合病院?大学病院は、社会のための医療を実践する場所であり、そのため医療費には7割が社会全体から補填されています。
片やセカンドオピニオンは、社会のための医療ではなく個人のための医療ですから、保険が適応されるのはなじみません。また、新たに検査を保険を使って行うことは、公共財の個人による無駄遣いにつながり、患者さんの体にとっても、検査に伴う被爆の増加や合併症の倍増を意味します。本来、保険を使わないセカンドオピニオンで、もう一度検査が必要と判断された場合にのみ、保険を使って再検査をするのが、社会の一員たる者の勤めでしょう。

ちなみに、非専門医や開業医から専門医への紹介には、セカンドオピニオンではなく、通常の紹介が適当で、必要なら再検査も必要です。
あくまで、専門医?専門病院?大学病院等での診断に対して、別の専門医の意見を求めることがセカンドオピニオンですので、すでに受けられている検査結果は、確定診断や治療方針決定に際して、十分な水準に達していることが前提ですから、同程度の水準の検査を重複して受ける必要はないのです。

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