手術方針が妥当なのか伺わせて下さい。
義父 73歳
持病: 糖尿病
【経過】
◇1月30日 : 大腸癌(進行性)と狭心症の為入院
※それ以降点滴のみ。固形物は口にできていない。
◇2月25日 : 心臓4本のバイパス手術実施。
?数日後、胸の真中にある胸骨を固定した金属にブドウ球菌が繁殖し胸骨が化膿した事が原因で発熱。
◇3月26日 : 大腸がんの手術と化膿した胸骨を削り取り、洗浄し菌を駆除する。
?当初は胸を開いたままにしチューブを通し2週間洗浄する予定だったが、チューブを入れる隙間がなかった為、 原因となる部位を削りとり、徹底して洗浄し、胸を閉じたとの事。※ 胸骨の薄さは通常の半分になる。
大腸癌は進行性で、ステージ3b又は4(病理検査次第)。抗がん剤を使用したいが、 胸の治療が終了でいないと抗がん剤治療の実施はできないとの事。
※執刀医師は、大腸と心臓は別の医師。
◇4月2日 : 発熱。医師からは糖尿病と、免疫力低下によって、再度ブドウ球菌が繁殖してしまったとの事。
◆手術方針: 胸骨を取り除き、半年かけ筋肉を増やし、取り除いた骨を補うといった計画を提示される。
※その間、半年間は当然の事ながら、抗がん剤治療はできないとの説明。
家族としては、年齢や体力的な所から見ても、かなり辛い手術と思われますし、進行性のがんである事を考えても、半年間何もできないのは、不安に感じます。
この手術プランが一般的な考え方であれば、従おうと思うのですが、切らずに済む方法とか無いものなのかと考える次第です。
※現在はICUに入っており、検査用のチューブなど4本が出ている状態の様です。
遠く離れた所なので、直接医師と相談したり質問したりする事も難しく、
向こうで看病している義母にアドバイスだけでもできればと思っています。
是非、詳しい方からの意見を伺えれば幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
さん
専門医です。
まず、遠方にお住まいなのに必要な情報が殆ど書かれており、医師の説明が明瞭で、かつ、お義母さんがよくメモしておられることが解る質問内容で感心しました。他の質問者のかたも、このような形式で質問していただけると助かります。
ご質問の件は、両側の内胸動脈をバイパスに用いた患者さんに多い合併症です。3月26日の手術内容からは、実力のある病院で手術をお受けになったことが分かります。
感染菌は単なるブドウ球菌ではなく耐性ブドウ球菌(MRSA)だと思いますし、糖尿病も感染の治癒を送らせている重要な要素です。
開放創にしてゆっくり感染症治療を行う必要があると主治医は考えているようで、私はお書きになった手術方針は妥当な判断だと思います。
さん
済んだ手術のことについては今は触れません。
現在、胸骨の縫合部分が、感染しているということですので、
放置するわけにはいきませんね。
有効な抗生剤などがなければ、病巣を取り除くのは常識的な処置です。
ところで、
遠く離れた所なので、直接医師と相談したり質問したりする事も難しく
と言っていますが、外国ではなく、所詮国内でしょう、高齢の義母しか医師との窓口がないのでは、意思の疎通に不自由でしょう。
現在の状態は、そのようなことを言っているレベルではありません。
義母のサポートをしてあげてください。