2010年4月22日木曜日

重粒子線治療について。父が膵臓癌です。他の臓器に転移は見られませんが、門脈...

さん

重粒子線治療について。

父が膵臓癌です。他の臓器に転移は見られませんが、門脈がつぶされています。
通院している大学病院の外科医は、開腹する価値はあるんじゃない?まぁ、色々取るけど。二年は持つかもよ。開いてダメならそのまま閉じるけどさ。切らなきゃ半年だね。と。
しかし、専門医でのセカンドオピニオンでは、門脈がつぶれているので手術の適用ではなく、抗がん剤治療で余命は一年との診断でした。
調べた結果、専門医の意見が妥当に感じ、父は手術を断念しました。
今、抗がん剤のTS-1を服用しはじめたばかりです。

私としては何か出来ることはないかと必死に調べ、重粒子線治療と、樹状細胞療法にたどり着きました。
両者を比較すると、重粒子線の方が希望がありそうな気がしますが…

1.千葉の専門の病院が良さそうですが、やはり途方もない順番待ちでしょうか?
2.父は適用条件から外れていますか?
3.抗がん剤との併用はありますか?千葉の病院では抗がん剤の処方はしてくれるのでしょうか。

セカンドオピニオン後の主治医の態度がかなり冷たく、父がこれ以上他の病院の名前を出して癌難民になることを恐れています。
膵臓癌は進行の早い癌の為に焦りもあります。
しかし、私は完全に匙を投げた今の主治医に父を任せることの方が怖いです。
免疫細胞療法をやってみたい、と話したら、では紹介状を書きますからそちらへどうぞ(ここでは診ません)。と言われ、全く相談にものってくれません…こちらとしては抗がん剤との併用を希望していたのに…。

お金がかかることは重々承知です。
どうか回答をお願いします。

さん
お父さんの病状が心配ですね。
門脈がつぶれてる状態だった外科的療法で切除不能の可能性があり難しいと思います。
重粒子治療に関してですけど
1)重粒子装置は、一年に二回メンテナンスの為、三月、8月が一ヶ月ほど休止です。
治療可能は四月の上旬から七月の下旬と九月の上旬から二月に下旬です。
2)膵癌の重粒子治療の適応は、切除不能と診断されてかつ組織診あるいは細胞診の病理診断がついてる膵臓原発の浸潤性すい臓がんであり、画像診断にて次のいずれかの条件を満たす。
A)進行度Ⅳ-aの症例で動脈浸潤してる。
B)進行度Ⅳーbの症例でN3以外は遠隔転移がしてない。
C)進行度Ⅳーbの症例でT4N2
貴方の文面からは確実なことはいえませんが、適応の可能性はあるのかと思います。
3重粒子のみの治療方法で、化学療法治療はしないと思いますよ。
正常細胞をなるべく壊さずに癌細胞だけを壊す治療だと思います。
もしよければ、電話で相談したらどうでしょうか、電話番号は043-284-88528(月ー金朝9時半ー12時半、午後1時1
5分~3時25まで),専門に相談員のかたが応対しますよ。
重粒子により治療が成功すれば生存率は高いかと思います。
医療費は、重粒子治療が保険適応外なので、何回治療しても3百万ぐらいで、そのほかに入院費、検査費ようがかかります。
お父さんの担当医の態度には正直あきれますね、セカンドオピニオン、患者さんの治療の意志を尊重するべきが本来の医療かと思います。
もし担当医に不信感を持ってるとしたら紹介状を書いてもらい、お父さんが動けるあいだに転院を考えたほうが精神的に凄く楽に
なるかと思います。
担当医の顔色見ながらの治療は、お父さんも精神的にきついだろうし、家族としても疲れると思いますので、専門の病院はたくさ
んあると思いますので探してみたらどうでしょうか。
お父さんがもうなされた治療かも知りませんが、動注化学療法があります。
局所での抗がん剤濃度を高める目的で動注化学療法、門脈内注入化学療法が行われてきましたが、すい臓がんには確実な
効果は得られてなかった。
膵周囲動脈塞栓術により血流を改変し脾臓動脈から動注化学療法があります。
この治療は肝転移でも効果が見られてますよ。
ただし、膵周囲動脈塞栓術はかなりの熟練した技術が必要ですし、保険適用外の塞栓用コイルを多数用いるなどから普及には
課題が残ってますけどね。
いろいろ大変ですけど頑張ってください。
お父さんが重粒子が適応であることを心から祈ってます。
お大事になさってください。

さん
ジェムザールをしらべてみてください。

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