2015年11月13日金曜日

乳がん検診のマンモグラフィーについてですが、乳房を挟む強さによってレントゲン...

さん

乳がん検診のマンモグラフィーについてですが、乳房を挟む強さによってレントゲン写真に影響が出ることはありますか?

以前受けた病院では強く圧迫されてかなり痛かったのですが、先日受けた病院では軽く挟む程度で、しかも強さが左右違っているし、「こんなんで大丈夫なのかな?」って感じでした。
ネットで調べてみると、きちんと撮影するために乳房を圧迫して出来る限り薄くする??と書かれてあったので、ちょっと心配になりました。
検査の結果はわずかな良性の腫瘍があり、一年後の検査でOKということだったのですが、あんないい加減な(?)撮影の仕方でちゃんと正確にレントゲンが撮れたのか、本当に一年後の検査で大丈夫なのかと悩んでいます。

さん
乳房を挟む強さによってレントゲン写真に影響が出ることはありますか?

おっしゃっているとおりで、全体を均等に薄くしないと充分な検査になりません。

マンモグラフィで使っているエックス線は非常に弱いエックス線です。
弱いエックス線の方が、僅かな濃淡差を映し出すのには優れているからです。
しかし、弱いが故に透過力も低く、乳房を薄くしないとエックス線がフィルム
まで到達しません。乳房の中でエックス線は消滅してしまいます。
(つまり厚みがあっては 写真にならない ということです)

残念ながら、今回の検査はハズレであったかもしれません。

さん
基本的に強く圧迫して(多少の痛みが伴います)薄く伸ばした方が乳腺を広げられてより精度の高い写真を撮ることができます。圧迫の足りない写真は何の価値もありません。ただ痛みには限界があり、また個人差もあります。私は男性でマンモグラフィーに従事していますがはっきり言って女性の痛みの限界はわからないしこれからも理解することは不可能だと思います。そこで重要となるのが受診者の意見です。できるだけ我慢していただいて(我慢できないようだったらそこで圧迫と止める)基準となる強さまで圧迫していきます。強く圧迫しなければならないということは専門資格を持っていれば誰でも心得ていることなのでもしかしたらその技師は専門資格を保持していない可能性があります。下記のHPで専門資格保持者の実名と施設が公開されていますので今後の病院選びの参考にして下さい。

http://www.mammography.jp/

さん
痛みに関しては、その日の体調などにも作用しますので、痛みがあったから良い検査ができたとはいえません。
撮影者の腕にもよるので、ほかの病院で再検するのもいいと思います。本当に心配であれば、料金は高いですが、MRIなどほかの検査もありますよ。

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