母(52歳)が乳がんのマンモトーム(太い針)の検査を受け、現在結果待ち中です。
職場の健康診断で毎年マンモを受けているのですが、昨年の11月に腫瘤が見つかり、そのときの精密検査は細胞診(細い針)で、大きさは小豆大、レベル3の良性とのことで経過観察、半年後に再度受けてください…とのことでした。
それが、おとといのマンモでは、小豆大だったのが4×1cmにまで大きくなっていたんです。
半年でこんなに大きくなるなんて…と、かなり心配です。
良性でもこんなに早く大きくなることはあるんですか?
プラスに考えようと思っても悪いことばかり脳裏をよぎって、気がゆるむと涙が出てしまいます。
さん
良性も悪性も元々は自身の細胞で、個人差はありますが大きくなります。
レベル3だとグレーゾーンですね。一般的に「がん」とよんでいるものは悪性腫瘍で、腫瘍が急速に増殖し(大きくなる)、リンパ節や他の臓器に転移し、最終的に腫瘍がいたるところに広がると患者を死なせます。
一方、良性腫瘍では腫瘍の増殖が遅く、転移もしないので、放置しておいても命に別状はありません。ただ、良性腫瘍が肥大して臨床的に悪性な性質に変わることがあるので何らかの治療は必要でしょう。早期であれば、場所にも転移の状況にもよりますが、乳房温存での治療も可能です。
半年前に良性レベル3以降大きくなっているのであればご心配でしょうし、一度専門の乳腺外来で、インフォームドコンセント(医師が患者に対して、受ける治療内容の方法や意味、効果、危険性、その後の予想や治療にかかる費用などについて、十分にかつ、分かりやすく説明をし、そのうえで治療の同意を得ることをいいます。)をご理解ご納得するまで受けると良いと思いますよ。(窓口で相談すれば別途費用で受けられます)
細胞診の結果が良好でも、お伺いする症状であれば今後の事を含め、乳腺外来の受診をお奨めしますし、今現在が乳腺外来ならば、インフォームドコンセントを受ける方がより理解が深まりますよ。