2013年6月25日火曜日

肝生検でわかることを教えて下さい。肝生検で、癌や肝硬変かどうかがわかるんです...

さん

肝生検でわかることを教えて下さい。肝生検で、癌や肝硬変かどうかがわかるんですか? 以前エコーで白い影が見つかりCTをしたのですがなにもうつらず、、 おそらく良性の血管腫でしょうと言われました。違う病院なんですが肝生検をしたんですが多少繊維化と炎症があると言われました。血管腫についてはなにも言われませんでしたが肝生検をすれば癌の有無や肝硬変になっているかとかがわかるものですか?ちなみに私はC型肝炎です。(慢性肝炎の状態です。)

さん
肝臓に針のばけものを刺して、組織を取り出し、顕微鏡で調べるのが肝生検です。
肝炎なのか肝硬変なのか、病状の進行はどれくらいかは、確実に分かります。針がガン細胞にぶちあたってくれれば、がん細胞の種類や悪性度も分かります。
でも、肝炎や肝硬変では、あまり用いなくなったようです。研究が進んだ結果、血液検査とCTで十分状態を把握できるので、リスクの有る検査はすべきでないですから。肝臓が悪い、特にC型肝炎では、血小板が下がっており、出血の傾向が強いので、針を刺すことは大きなリスクを伴います。
ただし、今でも、脂肪肝が悪化した脂肪性肝炎(ナッシュ)の判定には、肝生検を行うことがあります。

補足への追伸。肝生検に先立って、必ずエコーやCTをやりますから、もしガンがあれば、そこで見つかると思いますよ。それと血液検査の腫瘍マーカーにも異常が出てくるでしょう。もし腫瘍が見つかり、悪性か否かの確認のための生検であれば、エコーやCTで腫瘍っぽいものの位置を確認しながら針を刺すことになると思います。何しろ手術並みのリスクの大きい検査ですので、偶然にかけるようなことでは検査しないと思います。

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