2012年9月17日月曜日

肺がんの経過観察について質問です

さん

肺がんの経過観察について質問です

60歳の母が1年半前に右肺に5mmの腫瘍があると診断されました。CT、MRI、かく痰検査などしたそうです。
心配するといけないからと、母はずっとまで私に黙っており、このことを私が知ったのは最近です。思えば2年前から痰がからまって辛いと言っていたのが思い出されます。(最近まで一緒に住んでいなかったため、身体の変化もわかりませんでした。)
現在経過観察中で、大きさも変わらないようで、薬なども飲んでいません。医院では『半年に1度検査し、大きくなってたらどうするか考える』ということだそうです。昨年の12月の検査でも同じ大きさで経過観察ということだったようです。
主治医に直接話を聞きたいのですが、『自分のことは自分でやっている』っと母は言うだけで喧嘩になってしまいます。
しかしながら、癌に関して素人なわたしは心配でしかたありません。

癌は早期発見といいますが、
1年半も経過観察だけしていて何もしなくて大丈夫なのでしょうか?
早く見つかったのなら、何かできることはないのでしょうか?
5mmというのは、悪性か良性かもわからないのでしょうか?
本当に心配です、どなたか教えていただけますでしょうか?

さん
CTなどの画像診断で肺がんが疑われた場合、次の選択肢として生検をするとか経過観察をするなどの方法がとられると思います。

経過観察をするのは腫瘍の大きさの変化を比較するためで、半年後に再検査して小さくなっているか、もしくは消失することもあり得るわけです。そうなると炎症などが治癒したということになります。

現時点でも1年半経過して大きさの変化もないわけですし、引き続き経過観察するのは妥当ではないかと思います。

また生検としては、CT下肺生検、術中生検などがありますが、5mmというサイズではCT下肺生検は手技的に厳しいでしょう。もしくは肺がんをあまり疑っていないのか。
術中生検は全身麻酔をして生検を行う方法ですが、肺がんの強い疑いがなければ行わないと思います。

さん
肺がんであれば、この話からするとTNM分類というのがあるのですが、0期またはⅠA期(たぶんⅠA期だと思いますが)だと思います。ⅠA期であれば手術適応が普通です。5mm程度で手術をしないということは、癌の進行度が低い、もしくは良性か悪性かわからないため、腫瘍が大きくなっていないか確認のため検査が必要となるのだと思います。高齢になると癌の進行が遅くなるといわれていますので、すぐに体中に転移というのは考えにくいです。これだけの情報でくわしくは返答できませんが、気になるのであれば、主治医に直接相談されるのがよろしかと思います。「○○の息子ですが、母の病状について、主治医より説明を受けたいのですが」といえば、まず、断れることはないと思います。

さん
早期発見は、いいことです。家の母もその病気になりました、けど、命に別状はなかったです>
だから、安心してください。治りますから。

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