二十歳で直腸癌や大腸癌などになった方はいらっしゃいますか?その時症状はありましたか?またどんな痛みがあったのでしょうか?回答お願いします
さん
直腸癌も含め大腸癌は比較的高齢の方がなりやすい病気ですが若いからならないという事はありません。??
大腸がんの症状というと、一般的に血便が出ると認識している人が多いですが大腸がんでも早期の場合ほとんど症状がないの一般的です。
では早期がんの時期を過ぎた大腸がんの代表的な症状とはどんな物でしょうか。これはやはりみなさんご存知の通り血便、便秘、下痢、腹痛です。しかしより厳密に言えば、大腸のどこの部分にがんができるかによって症状が変わってきます。
それは大きく分けて結腸がんと直腸がんとでは症状が変わってきます。
結腸がんの症状
結腸がんの症状としては、大腸の初めの部分でもあり奥深いところでもあるので比較的症状が便に出にくいです。また腸内径も広いので便通が悪くなるということもあまりおきません。
水分もまだ十分に含んだ状態で通過するのでそういった症状が出にくいのも理由のひとつです。しかし、がんが進行してくると腫瘍が大きくなり腹部腫瘤と呼ばれる腹部のしこりができたり、腸内で出血が大量に起こり貧血状態になったりします。
また倦怠感が強くなり「何かおかしい!」とかなり自覚症状が強く感じられてきます。いよいよ大腸がんが進行してくるとかなりの腹痛が起こります。
その理由はがんの腫瘍が管内をふさいでしまい排泄物がうまく流れなくなり、力んだり無理に排泄しようとするからです。そのうち、お腹がはっきりと張った感じになり慢性の膨満感が感じられるようになります。
結腸がんでも、S字結腸付近にがんができると内径が細いので便通に関する症状が現れやすいです。便秘になったり、下痢になったり、腸閉塞のような症状のこともあります。この付近での出血は便に現れやすいので発見されやすいでしょう。
直腸がんの症状
直腸がんの症状は、強い便意と下痢が特徴です。腫瘍が大きいと便が細くなったりもします。また、実際は大便が出尽くしてるのにもかかわらず残便感が残ります。
これは直腸付近に腫瘍があるとその腫瘍自体の感覚が大便が残っているように感じられるからです。そのほかにも肛門の奥の鈍痛や散痛、臀部にも痛みがはしることがあります。便につく血も鮮血に近く切れ痔に似た出血の仕方をします。
そのため出血を確認しても痔持ちのひとはいつもの切れ痔と勘違いしてしまい、発見が遅れることがあるので注意が必要です。
血便に見る大腸がんの特徴
肛門に近い大腸がんほど鮮血に近い状態ですが、切れ痔のように真っ赤な鮮血が便器いっぱいになるような感じではなく便にこびりつくような血の塊が特徴です。肛門から離れれば離れるほどどす黒くなりま、。また盲腸に近いところでの出血ですと便と混ざってしまい、血自体を確認することはなくなります。
大腸がんの末期症状
大腸がんの末期症状というのは、大腸がんが大腸壁を超えて、リンパ節や遠隔転移することをいます。嘔吐などのがんによる腸閉塞症状で発見されたり、肺や肝臓の腫瘤(しゅりゅう)として大腸がんの転移が先に発見されることもあります。こうした症状で発見されるがんは進行したものです。