2010年7月25日日曜日

67歳になる父が直腸癌を診断されました 他臓器への転移はないが リンパ節に腫れが...

さん

67歳になる父が直腸癌を診断されました 他臓器への転移はないが リンパ節に腫れが見られるとの事で自律神経温存の為に 手術前に 放射線治療 抗がん剤治療をやる事になりま した 最初病院に行ったのが6月3日 色々な検査も終わり 7月3日入院 6日より放射線治療開始だそうですが それまでに 他臓器へ転移してしまう事はないのでしょうか? また 5週間の放射線治療の後 6週間 身体を休めてから手術をするそうですが 身体を休めてる 6週間の間にも転移しないのでしょうか?

さん
私の経験ですが、12月10日に検査(超音波、胃カメラ、CT)、胃ガンの疑いあり、18日検査結果で胃ガンと診断
手術は、1月末との事でした。2ndオピニオンを希望、がんセンターで26日受診、翌1月16日再検査で、スキルス性と
判明、その時点では、手術不可能(脾臓、食道下部に転移あり)抗癌剤治療を1月29日よりスタート。週1回の点滴+口径剤を2週間実施し、1週間休薬し、体力回復を図る。2月18日CT検査、癌縮小が確認され、24日入院、26日手術により、胃全摘しましたが、腹水に細胞レベルでのガンあり、3月11日退院後、口径抗癌剤を4週飲み、2週休薬で現在の至っております。
年末、年始、2ndオピニオンなどで、かなりの時間かかり、心配で担当医に『その間、進行、転移しませんか?』聞いた覚えがあります。『ある程度、進行するが、検査、手術スケジュールなど優先順位を付けているので、致し方ない』との事でした。
実際、手術後、担当医は『思っていたより、抗癌剤が効いていた。腹膜への転移も無く、また食道下部のガンも消えていた。
胃とその周りのリンパ節のみ、摘出した。腹水に細胞レベルで存在するが、抗癌剤で対応しましょう』との事でした。

治療は、大変です。吐き気や食欲不振?下痢?便秘?精神的なものなど副作用があり、かなり体力を使います。
今できることは、担当医を信じて、治療に耐える体力と気力を付けさせるよう努力?見守りしてください。

治療が上手くゆき、快復される事を心より、お祈り致しております。

さん
基本的に標準療法とは、膨大な証拠に基づき、現時点で一番治療成績のよい治療法です。
もちろん癌治療に100%はないので、その方法をとっても転移するかもしれませんが、他の方法を取った場合より、うまく行く可能性が高いということです。

どうしてもっと早く診断を、という気持ちはとてもよくわかりますが、初診から1ヶ月で診断ー治療開始なのは、全国的に見て極めて平均的な期間だと思います。いろいろな検査をやったことで、いまの状態に最も適切な治療方法がわかるのです。大きな部分に転移しているのに手術をしてしまうと、かえって予後が悪くなったりするからです。

無事にお父様の治療が終わりますことを、お祈りいたします。

ブログ アーカイブ