2015年8月12日水曜日

1度のPET-CTで2回撮影する理由とは?癌摘出後の初めてのPET-CTで1度に2回撮影しま...

さん

1度のPET-CTで2回撮影する理由とは?
癌摘出後の初めてのPET-CTで1度に2回撮影しました。

●1回目、頭を固定し普通に寝ている態態

●2回目、頭の位置を下げ腕を上げた状態

検査の正確性を高めるためなのか?それとも他に癌が見つかってしまったのでしょうか?
Dr.には抗がん剤もすすめられており、とても嫌な予感がします。

さん
どの部位の腫瘍を摘出されたのかはわかりませんが、手術後は転移巣がないかを目的としているところがあります。転移の有無は全身検索をしますので、撮影部位を変更したのではないかと思います。

一回目はおそらく頭部の撮影、二回目は体をずらして腕を挙上させたのであれば胸部、腹部あたりの撮影でしょうね。

また効果はともかく、術後に抗癌剤の投与を行う事は珍しくありません。

<追記>
1回目は頭を固定していることから、頭部および患部である舌を含めた撮影だったと思われます。
2回目は腕を挙げていることから、体幹部を撮影したのだと思われます。

体幹部の撮影は通常、画質向上のため腕を挙上させます。腕が下がっている場合、CT画像でアーチファクトという画像の乱れが生じるためです。逆に頭頸部は腕が上がっているとアーチファクトが生じます。

ただ、『体の位置を動かした』という意味で受け取ったのですが、体幹が動いていなければ違うかもしれません。

またTS-1の副作用は、下痢、吐き気、嘔吐、食欲不振、口内炎、発疹などの可能性はありますが、程度はわかりません。影響の少ない方もいるかと思われます。

さん
PET施設で働いています。
通常はFDG投与(注射)後1時間後に撮像しますが、ハッキリしない集積や場所によっては20~30分後にその部分だけ撮像することがあります。1回目の画像と2回目の画像(遅延像といいます)を比較して集積の様子から悪性であるか炎症性のものであるかを診断します。

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