肺がんのがん性リンパ管症とはどんな病態なのでしょうか?教えてください。
さん
肺の中のリンパ管ががん細胞によって詰まった状態と考えて下さい。
そうするとリンパ液の流れが悪くなってしまい、
肺はリンパ液で水浸しになってしまいます。
そうすると溺れたような状況となり呼吸困難を呈します。
根本的には抗がん剤治療しかありません。
しかしながらそのような状態では全身状態が悪化しているので
なかなか抗がん剤自体が危険なことも多く治療は難しいです。
よって対症療法しかなく、ステロイド薬や麻薬に頼るほかありません。
私の経験上、本当にがん性リンパ管症となってしまった場合は
数日以内に他界されるかたがほとんどです。