* * 人間は2か所、同時に【大きい病気になる】ことは少ないのでしょうか? * *
たとえば緊急で盲腸で病院に運ばれたときに脳梗塞になってしまったとか、脳腫瘍と胃癌が同時に発見される人はいるのですか?
私はまだそのような話は聞いたことありません。
あと人間は同時でなくても、1つの大きい病気が治ったあとに1年後に、まったく違う重病になる確率は少ないのですか?
長い人生でまったく違う場所の病名の死ぬか生きるかの重病に何度もなる人って意外といるものですか?
さん
脳梗塞で動けなくなり入院生活、そこで風邪をひいてしまって肺炎、これが重症になることが実は多いのですよ。
多臓器不全という状態となり、こうなるとすぐに亡くなってしまいます。
心筋梗塞と胃がんですとそれぞれリスクの度合いで言えば、前者が20%、後者が30%のり患率だとして、両方を同時にということはかなり確率的には低くなります。
心筋梗塞になる確率が0.2でこれに胃がんの確率0.3をかけると同時になる可能性は6%です。もっともどちらの病気もそんなに高い確率ではありませんから、実際には1%以下ではないでしょうか。
しかし、事故の場合は別かもしれませんね。たとえば顔面に強烈な火炎を浴びて顔面損傷、眼球損傷?失明、嗅覚完全損失、という方もいらっしゃいます。当時23歳でモデルをしていた女の子でした。
長い人生の中では、重い病気を何度か負うこともあるでしょう。でも、重い病気を負った場合は医師の管理下にあることが多く、健康面でのフォローがあります。なので、2重に重い病を負うことは少ないのかもしれません。
ちなみに、私は夏風邪で39℃の熱が出て寝ていたときにあらぬ箇所をすずめ蜂に刺されてしまい、死ぬような経験をしたことがあります。
さん
>私はまだそのような話は聞いたことありません。
実は結構有ります。
病院では、より死んだり後遺症が大きいであろう方を優先治療して、他は対処療法(より重要な方にあたらない様に治療)します。
例えば、交通事故で「内臓破裂」と「手足の骨折」では、前者を優先して対処して、骨折関係は後回しにしています。
疾病の場合も、合併症などという名前で括られますが、一つの病原が複数の症状を低汁ことがあります。例えば糖尿病患者が次第に腎症を併発するといったケースです。
この場合、腎臓の障害は命に関わる可能性が高く、糖尿病は「腎臓に出ているだけなら」まずは腎臓障害の抑制を行った後、糖尿病の長期医療となります。
>まったく違う重病になる確率は少ないのですか?
ある疾病に罹っているということは、体が弱くなっているということでもあり、実は他の病気も煩っているとことが結構あるんです。
で、病名としては「まずは治すべきモノ」が第一名義になります。
>長い人生でまったく違う場所の病名の死ぬか生きるかの重病に何度もなる人って意外といるものですか?
疾病で死亡するといった場合、単に元となる疾病だけではなく、それに伴う複数の病気を得ているケースが多いのです。