2012年5月6日日曜日

糖尿病は不治の病なのかな??教えて下さい。

さん

糖尿病は不治の病なのかな??教えて下さい。


さん
不治の病ですよ?いい加減なコントロールをすると、すぐに死亡します?
多分、原因として種々の因子が関与しており、
血管の動脈硬化が由来と考えられているので、
完治しても長期間かかるはずです?
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今までと異なる資料を添付します?
オリーブ油?オメガー3脂肪酸が「GPR40」に作用して、
インスリン分泌を促進.武田薬品

http://tech.braina.com/2003/0314/bio_20030314_001____.html


肝臓からの神経ネットワークがインスリン分泌細胞を増殖する?
肝臓が血糖の増加を感知?脳に伝達?β細胞の増殖命令
東北大学

http://www.suizou.jp/modules/d3blog/details.php?bid=96


https://hclab.jp/topics/post-4.php


ブドウ糖の取り込みとインスリン分泌の関係

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0326-10f-003.pdf


低カリウム血症?糖代謝の異常?インスリン分泌低下

https://www.iyaku-j.com/MDJOURNA/iyaku/doc/2001-12/091tokusyuu.htm


血糖値上昇や高カリウム血症はインスリン分泌を促進?交感神経緊張状態では、インスリン分泌を抑制。副交感神経系は,M1受容体,M2受容体,M3受容体はインスリン分泌を亢進?M4受容体はインスリン分泌を抑制。腸蠕動に伴い放出されるgastric inhibitory peptide(GIP)などの消化管ホルモンはインスリン分泌を促進。

http://blog.goo.ne.jp/matsubomb/e/3a260a56d105084b1fee70e14d44dcd6


β-クリプトキサンチンがマウスで耐糖能と脂質代謝異常を改善

http://ebn.arkray.co.jp/disciplines/carotenoid/beta-cryptoxanthin-0...


トランス脂肪酸?心臓病?糖尿病?大腸がん?乳がん

http://www.fsc.go.jp/senmon/kagakubusshitu/k-dai3/kagaku3-siryou3-1...


トランス脂肪酸?心臓疾患?糖尿病?免疫疾患?痴呆?発ガン性

http://transfat-free.net/about/sick.html


http://www.burgarine.com/transfat/06.html


デンマークの栄養委員会、トランス脂肪酸が血管炎、動脈硬化症、心臓病、早産、がん(乳がん、大腸がん)、アレルギー、2型糖尿病、肥満に関与

http://www.tropicalmedicine.jp/transfat.htm


わが国における糖尿病患者の平均寿命は67才であり、約40%が血管障害で死亡?
池田市医師会

http://www.ikedaisikai.or.jp/qanew/naika/tounyou2.htm


糖尿病患者の平均寿命は約67歳、別の調査の平均発症年齢は約53歳?重ね合わせると
平均寿命は14年

http://castela.blog104.fc2.com/blog-entry-46.html


熊本 陣内医師 461人のカルテ
全体の平均発症年齢は52.8歳で、発症期間は15.9年?43%が血管性疾患、26%が悪性腫瘍で死亡?

http://qq.kumanichi.com/medical/2007/01/post-130.php


「中リスク」または「高リスク」の2型糖尿病患者は、非糖尿病患者に対し、平均18年早く心血管疾患によって死亡している

http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_contenttask=vie...


糖尿病者の平均余命は12年も短い(カナダ)

http://allabout.co.jp/health/diabetes/closeup/CU20040426A/


fetuin-Aが糖尿病リスクを識別

http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_contenttask=vie...


糖尿病が平均余命を8年短縮

http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_contenttask=vie...


1型糖尿病女性の平均余命(アメリカ)
allabout.co.jp/health/diabetes/closeup/CU20080325A

糖尿病患者の寿命は平均で男性が10年、女性が15年短い?原因は動脈硬化?

http://74.125.153.132/search?q=cache:oRnWFKS6rmMJ:www.sugawara.or.j...


糖尿病のある男性の平均余命は64.7歳で、一般人の77.5歳に比べると12年短い。女性も糖尿病があると平均余命が 70.7歳しかなく、12年以上短い(カナダ)。日本では糖尿病の人の平均寿命は男性が66.5歳、女性が 68.4歳とのデータもある。

http://74.125.153.132/search?q=cache:lt6FbhI7D_AJ:www.ne.jp/asahi/k...

さん
糖尿病に「なった」事を診断する基準はあるが、「治った」事を診断する基準はない。
このため、一旦糖尿病に「なった」と言う診断が出ると、決して「治った」と言う診断が出る事は無いので、一生涯糖尿病患者の範疇から抜け出すことは出来ない。
この理由で糖尿病は不治です。

2型糖尿病だと、糖尿病状態自体が不可逆的であると言い切る根拠はどこにもないですが、
運動で血糖値とインスリン抵抗性を(一時的に)下げる事は出来るが、すぐにまた元に戻ってしまう???が、経験則なので、
糖尿病は決して治らないものと決めて、一見治ったように見える人も一生涯監視下に置く事になっております。

さん
糖尿病とは、何らかの原因によって糖代謝が悪くなって、食べ物から摂取したり体内で産生されたブドウ糖を、効率よく処理できなくなり、血中のブドウ糖濃度が高くなる病気(=高血糖症)のことです。
糖代謝が悪くなる原因はいつくかあって、自己免疫等によって膵臓のインスリン産生細胞(ラ島β細胞)が破壊されるのが1型糖尿病、糖尿病になりやすい体質(遺伝的要因が高い)に過食や運動不足などの生活習慣、過剰なストレスなどの生活環境の要因が重なって発症する2型糖尿病、妊娠時のホルモンバランスの異常による妊娠糖尿病、及び、病気や怪我などによって膵臓自体が損傷したり、先天的な遺伝子異常によってインスリン分泌能が低下するもの(その他の糖尿病)???

上にも書いたように、糖尿病の根本の原因は「糖代謝が悪くなる」ことですので、「治る」と言う言葉を「悪くなった糖代謝が元(健康状態)に戻ること」と定義するならば、1型糖尿病とその他の糖尿病については、確実に「不治」と言っても良いでしょう。
(もっとも、膵臓移植と言う最終手段はありますが???)
しかし、2型糖尿病及び妊娠糖尿病については、必ずしも「不治」とは言い切れません。
早期、つまり、糖代謝が極端に悪くなる前に発見し、的確な治療(食事療法、運動療法に薬物療法を併せて)を行うことで、自身の糖代謝機能を復活させることは不可能ではありません。
特に、2型糖尿病の中でも、インスリン分泌能が弱くなっているタイプでは、生活習慣を改善し膵臓への負担を軽減することで、もとのインスリン分泌能を取り戻すことは十分可能です。
同じ2型でも、膵臓の機能は正常なのに分泌されたインスリンの効きが悪い、インスリン抵抗性タイプでは、肥満や高脂血症など、糖尿病以外の健康障害が考えられますので、インスリン作用をもとに戻すのは、ちょっと難しいと思われますが、100%不可能ではないと思います。
妊娠糖尿病に至っては、出産後、正常に戻った例は少なくありません(そのまま、2型糖尿病に移行する人も少なくありませんが???)

ではなぜ、一般的に「糖尿病は不治の病」とされているかと言うと、早期発見が非常に難しいからです。
糖尿病の典型的な症状には、口渇、多飲、頻尿、多尿、倦怠感などがありますが、これらの症状は、血糖値が300mg/dlを超えてから発現するもので、しかも、相当期間この状態が継続しなければ、それらの症状を「異常」と自覚できません。
(私は1型糖尿病ですが、やはり、口渇や頻尿が出てきても、最初のうちは「季節のせいだろう」とか「夕べの飲みすぎが悪かったのだろう」とか思っていて、それが1ヶ月続いて、流石に「ちょっとおかしいな」と思った時には、ケトアシドーシス寸前まで進行してました)
そのため、自覚症状が出る頃には、膵臓の疲弊や、インスリン抵抗性の増加がかなり進行していて、元の状態に戻せないケースが大半となります。

これを防ぐひとつの方法としては、定期的に(少なくとも年1回)健康診断を受け、HbA1c(過去1~2ヶ月の血糖値の平均)の推移を継続的に観察することがあげられます。
2型糖尿病の場合、いきなり発症することは、まずありません。
膵臓の機能やインスリン抵抗性が徐々に悪化してきますので、糖尿病に向かっている人はHbA1cも徐々に上昇してきます。
1回の検査で正常値(5.8%未満)であっても、過去から次第に上昇していれば「要注意」で、その時は、躊躇せずにブドウ糖負荷試験などで糖代謝の状態を確認します。
こうすることで、自覚症状が出る前に、糖尿病の発症を予測(あるいは、極めて初期に発見)することが可能となり、その分、早期に改善に着手できます。

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