2010年2月9日火曜日

お酒を飲むと頭が痛く、脳内血管が物凄く脈打っています。

さん

お酒を飲むと頭が痛く、脳内血管が物凄く脈打っています。

お酒は弱くあまり飲めません。顔も身体も真っ赤です。

まだ20代前半ですが、脳内出血とか起こる可能性大きいでしょうか?

さん
(酒に強いタイプ)

このタイプは酒に強いと思われているが、実際は、アルコールが体内で代謝された後に生じる、毒性の強いアセトアルデヒドを速やかに分解できるだけである。つまり、摂取したアルコールの濃度に応じて、実際には脳が麻痺しており、アルコールによる本来の酔いに変わりがあるわけではない(酔いとは、アルコールによる脳の麻痺であり、アルコールが分解された後に生成されたアセトアルデヒドの分解能力とは関係が無いため)。GGタイプがアルコール依存症になるリスクはAGタイプの6倍と言われており、事実、日本のアルコール依存症患者の9割弱はこのGGタイプである。さらに、GGタイプしか存在しない白人?黒人の社会である欧米では、アルコール依存症が深刻な社会問題となっている。

* AGタイプ(酒に弱いタイプ)

このタイプは、アルコールが体内で代謝された後に生じる、毒性の高いアセトアルデヒドを分解する能力が弱い。そのためアセトアルデヒドの影響を長時間受け続けることなり、飲酒に伴う各種疾患を罹患し易いと考えられている。事実、各種疫学調査により、同じ量の飲酒を継続した場合で、咽頭がん?大腸がん等の飲酒習慣と関連すると考えられている疾患の発症率が高いことが知られている(AGタイプがアルコール性のガンを罹患するリスクは、GGタイプの1.6倍といわれている)。AGタイプがアルコール依存症になる可能性は低いが、同じ量の飲酒を継続した場合、やはりGGタイプよりも短期間でアルコール依存症になることが知られている。

* AAタイプ(酒が飲めないタイプ)

酒が飲めない下戸であり、飲酒は厳禁である。

なお近年の研究により、ALDHのタイプだけではなくアルコールデヒドロゲナーゼ (ADH) のタイプでも、アルコール依存症や各種アルコール性疾患に罹患する確率が変わってくることが分かってきた。ALDH2 欠損型と ADH1B 低活性型が最悪の(もっとも酒に弱い)組み合わせであり、日本人の2-3%がこのタイプであるといわれている。

脳内出血が起こる可能性はすくない!!

ブログ アーカイブ