膵臓の腫瘍について
昨年、人間ドックで膵臓に腫瘍が見つかりました。
エコーで影がみつかったことに加え、腫瘍マーカーの数値が高かったことにより判明しました。
場所が膵尾部だったので、膵臓の一部と脾臓全部を削除しました。膵臓の腫瘍はいずれ悪性になるので切除した方がいいと言われたのです。
結果的には腫瘍はすごく小さいもので(確か1ミリなかったと思います)、良性だったため、何回か術後に通院しただけで現在は何もしていません。
最近、私の知人が膵臓癌であることが判明しました。しかも、肝臓に転移が見られるⅣ期で、延命治療のため抗がん剤を投与するそうです。
その方もドックはちゃんと受けておられたのですが、ドックではなく、四ヶ月後に違う病気の検査の際に発見されました。それでも発見した時にⅣ期とは…。
やはり膵臓癌はそんなにみつけにくいものなんでしょうか?
私はこんなに小さいのに見つかって、すごく運が良かったといろんな医師に言われました。
また、私は膵臓癌になる可能性は高いのでしょうか?
さん
超音波で膵臓は一番見にくい場所でもあります
臓器自体が小さい上、近くに胃や腸がありガスで見えなかったり、肥満の人などは
膵臓自体が「これかなあ?」という感じに見つからない時もあります。
1ミリ無いものが超音波で発見されたのはとても幸運だったと思います。
見つけた技師さんはさぞかしガッツポーズだったでしょう。場所も尾部だったので
手術しやすい場所ですね。頭部だと摘出できない時もあるのです。
まったく何も無い人よりは膵癌になる可能性は高いかもしれません。
ドクターの指示の通り数ヶ月か数年に一度の検査は受けた方がいいですね。
また、受けた際も「腫瘍があったんですよ」と技師さんに伝えてよく見てもらうと
いいと思います。
さん
外科の医師に聞いたことがありますが、見つかった段階ですでに進行性だそうで、初期に見つけるにはたまたまCTをとったとか、何か特別なことがない限りほぼ不可能だそうです。
また、ドックは基本的に機能障害(高血圧とか肝臓?腎臓障害、糖尿病など)を発見するのに向いたもので、悪性腫瘍を早期発見するにはさらにCTやMRI、PETなどを組み合わせた内容にしないと難しいと思います。
なお、近年は膵臓癌の化学療法の成績は非常に良くなっていると、これも外科の医師に聞きました。