2010年5月8日土曜日

甲状腺乳頭がん手術が先か、不妊治療を優先させるべきか

さん

甲状腺乳頭がん手術が先か、不妊治療を優先させるべきか

昨年秋に甲状腺乳頭がんと診断されました(大きさは6mm程)。大きさに変化が見られないので現在経過観察中ですが、気管に近い場所にあるということで、不安もあり、手術を考えています。ただ、現在不妊治療を行っており、年齢的にも早く子供を、と焦る気持ちがあり、手術を直ちに行うべきか迷っています。
今は排卵も順調なのでタイミングを取っている段階ですが、手術で甲状腺を切除となると、甲状腺ホルモン値が下がり、妊娠しにくくなるのかもしれない??という思いと、でも体内にがんがある不安な状態で妊娠しても大丈夫だろうか?という思いとで、がんじがらめになってしまいます。妊娠を優先したいのですが、がんの進行も不安です(進行は遅いと言われていますが)。不妊治療もゴールが見えないものですし??手術を妊娠後に行っても間に合うのでしょうか。
先に手術を行う場合、傷の痛み等もあるでしょうし、術後すぐの不妊治療は無理でしょうか?

さん
何よりも先にガン治療をオススメします。

基本てきに母体は健康体のほうが元気なお子様にもつながりますし、まして出産は大変な体力を消耗するのです。

くれぐれもご自身の病気治療を優先してくださいね。

術後の不妊治療についてはお医者さまとよく話し合ってすすめられたらいいと思いますよ。
お大事になさってくださいね。

さん
甲状腺の乳頭がんは非常に進行が遅く、放置しても数年間という期間ではまず変化しないでしょう。一生変わらないかもしれません。医療に関して素人の方にとって、がんと聞いただけで怖くなる気持ちはわからないでもないですが、悪性度の低い腫瘍なので、そもそも乳癌や胃癌、子宮癌などの癌とは性格が違います。実際、経過観察でよいとされた治療方針は間違いではないです。
一方、手術についてですが、6mmの腫瘍の切除術は普通、甲状腺全摘はしないので、術後機能低下症になることはまず考えらず、まして妊娠しにくくなるとは思いません。手術に要する入院期間も1週間くらいでしょう。1ヶ月もすれば、元通りの生活に戻れると思います。傷の痛み云々も考えすぎと思います。外科の手術の中では、手術そのもののリスクは低いと考えます。(もちろん全身麻酔などのリスクなどまったく無いとは言い切れませんが。)
これらの医学的な知見を踏まえて考えてみます。
もちろん、何年かのちの不妊治療後、妊娠後でも甲状腺の治療は間に合います。
個人的には、もう1年不妊治療に専念してみて早期の妊娠が難しそうなら、その時、手術するかを決めても遅くはないと思います。

さん
甲状腺のがんということですが、心配です。私は乳がん検診で引っかかり、2センチの腫瘍があると言われました。その後の細胞検で良性と分りましたが、その際に医師にこう言われました。

「今回悪性のガンではなかったけれど、もし今後悪性に変異して気づかずに妊娠した場合ものすごい速さでガンが増殖します。妊娠することによって分泌されるホルモンでガンが急速に成長するからです。たまに不妊治療中の方は排卵誘発剤によりガンが増殖することもあります。20代~30代の若い方では出産と同時に末期となり命を落とす方も少なくありません。定期検査で十分に注意してみていきましょう」と言われました。

なので、まず何よりも優先すべきは質問者さんの命だと思います。今妊娠してしまっても、堕胎か命を落とすかという残酷な選択を迫られる可能性もあります。将来赤ちゃんが生まれた時お母さんがいなくてはきっと悲しみますよ。

さん
まずは、ガンの治療をした方が良い気がします。私ならそうします。一番悪い物を取れば抗がん剤を待ってもらって、自然に行ってもガンが進行するスピードも遅くなりませんか?高齢出産はギネスの人を見習おうかと思っています。

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